尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2021年7月

2021-07-07 1:52 PM

category|キックボクシング,ボクシング,空手

サンドバッグ打ち練習参考動画

最近、練習参考動画をアップしていませんでしたので投稿致します。
サンドバッグは、実に様々な練習法が出来る素晴らしい練習道具です。
単にバカスカと強く打つだけの練習をされる方が非常に多いですが、ストレス解消やキック力をアップさせるためにしているのであれば良いのですが、それだけでは実戦に使うことは出来ません。
そもそも私は、キック力をつけるトレーニングをする暇があるのあれば、動く相手に当てるテクニック、攻撃をもらわないための練習をすべきだと考えています。
強く打つことよりも正しいフォームで正確に打つこと(10回打ったなら10回とも同じフォーム、同じ距離角度で打つことが出来るようになる)、パンチを速く戻す練習をすること(パンチの打ち終わりが最も隙が出来ます。パンチを構えに戻す前に反撃が来ます)が非常に重要になります。
格闘技を始める人が増えることは嬉しいですが、フィットネス感覚でする人ばかりでは少々寂しいです。
どうせ格闘技するなら強くなりましょう。
吉沢陸


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2021-07-07 9:14 AM

category|筋トレ

ジュニア空手の準備体操

アルバイトスタッフが土曜日のジュニア空手の準備体操を見て、問題があると感じ営業終了後に「皆の役に立つことが出来れば」と撮影してくれました。
気が効きますよね。
先週の土曜日は散々な結果でした。
準備体操の3つ目である四角にジャンプで跳ぶということが出来ない生徒は多いこと…。
反対周りの意味も分からない状態です。
(まだ幼稚園で言葉を知らなくてもお手本を見れば出来るはずです。と言いますか10年前の子どもは3歳でもでこれが出来ない生徒など一人もいませんでした。)
本当に何故こういう子どもが増えたのか分かりませんが、それを考えても仕方ありません。
出来るようになっていただくだけです。
私が月曜日に“言葉の学び塾”という語彙力と思考力を高める塾を始めたのは数年前から言葉を知らない、理解できない生徒が増えたため、先ずは日本語から指導する必要があると思ったためです。
先日の火曜日のジュニア空手でも2名、この動きが出来ない生徒がいました。
保護者の皆様には耳の痛い書き方をしますが、体操のような簡単なことが出来ないのであれば、空手の技術など向上するはずがありません。
空手だけではないと思います。
何を学んでも上達は見込めません。
“学ぶ”という言葉は“真似る”という言葉が進化して出来た言葉です。
先ず、よく見て真似をすることが出来るようになることが学習の第一歩です。
コロナ以前は、この準備体操は、生徒達に毎週交代して全員に前でやってもらっていました。
この準備体操を覚えることが学びの基礎という捉え方でした。
(前に出てやることで本番に強い緊張しにくくなってもらいたいということと、次は自分が前でやらなくてはいかねいというプレッシャーを感じてもらうことでボーっとすることを防ぐ、自分が何を覚えていないか知るためです)
昔は、青帯になるためには準備体操を前に出て出来ないと他のことが合格でも帯は上がらないといいうルールでした。
コロナ以降、準備体操をしなくなっていましたが、これからは毎回必ず行うようにして以前のクラス内容に戻します。
ジュニア空手の白帯、水色帯メンバーには突きや蹴りの練習も当然ながら、毎日この準備体操を見て練習していただきたいです。
通常クラスの練習内容のレベルが下がっていますので青帯以上のメンバーには無料で受講することが出来る特別練習会を企画していきたいと思います。
吉沢陸

2021-07-06 4:56 PM

category|コーチング

ちょっとしたコーチングテクニック6

BMCでご提供するサービスの中にコーチングがあります。
対面式やオンラインでコーチングを行っていますが、言葉自体は知られるようになったもののその内容をご存知ない方も多いと思いますので、こちらのブログでご自宅や職場で使えるちょっとしたコーチングテクニックをご紹介ししています。 
部下やお子様に”自分で考える力を身に付けてもらいたい”とお考えの方は、騙されたと思って一度お試しください。
本日は、
 
『コーチングの前に知っておくべきこと』
 
です。

コーチングは、勉強、ビジネスと様々な場面で役立つものですが、今回はスポーツを例に書きたいと思います。
 
コーチングには様々な意味があります。

やる気を引き出す、問題解決をする、能力を引き出す、目標達成のためのマインドをつくる…etc

私は、運動指導の段階には4つのステージがあると考えています。

集団に対しての指導では非常に難しくほとんど無理なことですが、指導を受ける側が今、どのステージにいるのかを知らずして適切な指導をすることは出来ません。

指導の先ず第一段階として

『ティーチング』

があります。

“ティーチング=知らないことを1から指導する”

ことです。

ここで重要なのは、基本の動作を自分自身で説明できない状態では、次の段階に進んではいけないということです。

言われた時は出来るが、説明することはできないということは、自分自身ではその技術を理解していないということです。

次に第二段階として、

『トレーニング』

があります。

ティーチングを行い基本動作等を学んだ後にその基本動作が身に着くまで繰り返し指導し、練習を継続させることです。

ティーチングが出来ていない状態で、トレーニングをさせようとするとただ体が疲れただけに過ぎなく、本人にやった感はあるものの繰り返して行っているものの全く身に付かないという状態になります。

ティーチングにより、本人がその練習の意味を理解し、技術を説明できるようになり、初めて繰り返し練習をすることを指導出来るようになります。

ティーチング~トレーニングが出来るようになると次は、第三段階として

『カウンセリング』

となります。

カウンセリングとは、今何が問題で、解決したいことが何なのかを聞き出す、引き出すことです。

トレーニングを続けていても、問題点や改善点に気づかなければ上達はありません。

疑問を持たない者に成長はありません。

技術そのものの問題点にも焦点を合わせますが、本人のやる気やモチベーション、なりたい姿などもここで引き出します。

技術に加え、メンタル面で指導すべきことを指導する側が知るために非常に重要になります。

ティーチング~トレーニング~カウンセリングという段階を経て、初めて第四段階のコーチングが有効となります。

技術の説明が出来ない段階で、「どうしてやる気がでないのか?」「どうすればやる気がでるか?」と質問してもほとんど意味がありません。

そもそも何のためにしているのか、何をしているのかを分かっていません。

先ずは、やっている練習の意味を伝え、その技術が何故必要なのかを理解してもらい、自分で説明できるようになる。

これが最も重要です。

コーチングは書籍などでも多数あり、ネットで検索しても様々な情報が出て来て、一体何を使えばよいのか分からなくなります。

スポーツを指導する場合は、先ずはこの四段階を考え指導してみてください。

次回に続きます。

吉沢陸