2020-09-20 4:20 PM
category|日記
ふと思うこと
いっぱいチャレンジして、
いっぱい失敗を経験しないと。
失敗がなければ、人生を失敗します。
吉沢陸
尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。
2020年9月
2020-09-20 4:17 PM
category|空手
動画は、先週の火曜日のBMCのジュニア空手の組手です。
組手は、やればやるほど強くなります。
いくら私が手加減しても、私と組手することが怖いと感じるのは理解できます。
自ら、私に、
「組手してください」
と言ってくる生徒は素晴らしいと思います。
その勇気があれば、これから自分の前に現れるどんな壁にも乗り越えることが出来ると思います。
私が子供の頃は、先生たちと組手することを怖いと思ったことはありませんが、
振替ってみると、
「あの先生たちとの組手に比べたら、こんなのどうってことないや」
と思える自分がいました。
「やりなさい」
と言われて組手をしている内は強くなることはありませんので、
BMCに通うジュニメンバーには、志道会ジュニアメンバーには、自ら強い相手に組手を申し込むようになってもらいたいです。
怖いのは、組手で攻撃されることではありません。
立ち向かう勇気を持たないことの方が、何倍も恐ろしいことです。
吉沢陸
2020-09-20 3:46 PM
category|日記
子ども達への運動指導を始めて28年。
時代と共に子ども達も変わっていく姿を長年見てきました。
ジュニアメンバーに、質問をすると、
答えることなく、黙り込む生徒が年々増えていることを実感しています。
人には人のペースがあって良いと思います。
しかし、武道・格闘技を学ぶ上では、この現象に危機感を感じずにはいられません。
黙り込む理由は、いろいろあると思いますが、
「答えを考えている」
というのは大抵の場合、言い訳であることが多いと感じています。
何故なら、「はい」か「いいえ」で答えることが出来る質問をしているからです。
じっくりと考えなければ、答えが出ない質問であれば、
「考えて来て、来週また聞くから」
と伝えます。
2択で答えることが出来るような質問をして答えることが出来ない。
2つのどちらかを答えるのに、何分も掛かることは非常に問題だと思っています。
何分も黙り込んで、何故答えないかを聞くと、
「考えていました」
という答えが大抵返ってきます。
それでも黙り込み続ける生徒もいます。
そのような生徒は、100%黙っている間に質問されたことを忘れます。
(要は質問の答えを考えていなかった、もしくは考えているうちに関係ないことを考え始めてしまったのだと思います)
もちろん低学年に対しては、このような心配はしておらず、即答を期待していません。
私が気になるのは、3年生以上の高学年の生徒です。
簡単な質問をされて、黙り込む理由は、頭の回転の速さや語彙力ではないと思います。
私が感じていることは、
・意味なく(自分でも理由が分からず)答えたくない
・相手を困らせたい(反抗している)
・答えなければ間違えることもないので黙っておいた方がいい
・普段から、喉元過ぎれば、答えなくてもいいので時間を稼いでいる
・日頃から考える癖がないので意識を飛ばす
・責められている、叱られていると思い意識を飛ばす(実際に叱られて質問されている場合もありますが)
・黙っていれば、自分の考えを知られることがない
・いつも黙っていれば、誰かが答えを教えてくれる
厳しい書き方ですが、全て甘えから来ているものです。
自信がなくても、2つの答えのどちらかは答えられるはずです。
どちらも違うというような質問はしていませんし、もしそうなら更におかしなことになります。
例えば、
「出来た方がいい?出来ないままの方がいい?」
「練習した方がいい?しない方がいい?」
という類の質問です。
例え答えが、
「出来ない方がいい」
でも、
「しない方がいい」
でも私は叱ることはしません。
「どうしてそう思うのか?」
「でもやった方がいいよ」
と伝えるだけです。
質問に対して、黙り込むということは、無視するということです。
ネガティブな答えや弱気な答えを選らぶことより、人を無視することの方が大きな問題だと思います。
弱気な方を選択して、叱られることを恐れて黙り込む、
黙り込むことを叱られるのが嫌なのであれば、
申し訳ありませんが、別の道場、ジムをお勧めします。
私が何故このようなことを気にするかと言うと、
私たちは、武道・格闘技を指導させていただいているからです。
“反応が遅い”=“怪我のリスクが上がる”
と考えています。
相手が攻撃をしてきて、
「えーっと、ええ~っと」
「防御の方法を考えていました」
とじっとしていれば、どうなるでしょうか?
答えは明確です。
一方的に相手の攻撃をもらうだけです。
実際に返事の遅い、話のコミュニケーションのスピードが遅い生徒は、攻撃に対しての反応も遅いです。
気が弱い性格と一言で済ませるのであれば、武道・格闘技は必要ありません。
トレーニングすれば必ず改善されます。
高学年になれば、大人でも怪我をする程の攻撃力を身に付けている生徒もいます。
マイペースでしていては、大怪我をしてしまいます。
これは嫌みでも何でもなく、最近は、空手などは、
“ずっと白帯コース”
“空手を始める前にコース”(実際に他の道場にはあるところもあります)
などを作った方がよいのでは?と考えるようになりました。
もちろん、私に担当は無理なので、もし本当にするのであれば、別の指導員を探します。
「まだ子供だから」
と考えることも良いことですが、
長い目で見れば、今すぐ改善するに越したことはありません。
これは、今の時代の子ども批判でも生徒批判でもありません。
子ども達は、ある意味時代の被害者なのかもしれません。
保護者の皆様には、私の指導力不足で申し訳ないと思っています。
愚痴を書いている訳でもなく、今の時代の人たち(子供だけでなく大人にも)に警鐘を鳴らしています。
大人一人一人が真剣に考える必要があるのではないか、と感じています。
でないと、日本の未来は明るくありません。
今の子どもだけでなく、大人も、もっと日頃から本音を話した方がよいのではないでしょうか?
人生は選択の連続です。
2つの答えを選ぶくらい、高学年になったら出来るようになってもらいたいです。
吉沢陸