健康二次被害の続き
先日、健康二次被害について書きましたが、具体的にどのような運動をすれば、健康二次被害を防ぐことがことが出来るのかをお書きします。
一時期、厚生労働省は、健康維持のためには、成人であれば男女問わず毎日1万歩あるきましょうと言っていた時期がありましたが、
今は、『1日の平均歩数8,000歩以上(高齢の方は7,000歩以上)歩きましょう』と言っています。
これは、歩数が少ない日があっても1週間で平均して8,000歩であれば良いとしています。
厳密に言うと、体重や疾患の有無等によって歩数は異なりますが、概ね8,000歩くらいで良いと思います。
今の時代はどのスマホにも歩数計、活動量計のアプリが初めから入っていますし、入っていなかったとしても無料のアプリがいくらでもあります。
簡単に毎日の歩数をチェックすることが出来ますので、是非、周りの運動をほとんどしない方にお勧めしてあげてください。
次に筋トレです。
やはり老化、退化は下半身からとよく言われますが、あるデータによると、
日本人のほとんどの人が、20歳の頃の筋肉量に比べて下肢(足の付け根である股関節より体の下の部分)の減少が大きく、50代で約10%、80代になると約30%も減少していると言われています。
歩くだけでは筋肉は維持増進しませんので、筋トレが必要になります。
最も簡単な下肢の筋トレがスクワットです。
椅子に座るくらいに膝を曲げるだけで十分ですので、1日に10回を2~3セットされることをお勧めします。
私は筋トレの回数を決めることは反対派ですが、回数を指定しないと、「何回すればいいか分からない」と言ってやらない人もいるので、
筋力維持という面では筋トレの回数を決めても良いと思っています。
筋力アップ、瞬発力アップや競技のパフォーマンス向上のための筋トレでは、10人いれば10通りの筋トレの回数、セット数、強度、頻度も変わるということをBMC会員の皆様には知っておいていただきたいです。
スクワットのハウツー動画は追ってアップします。
吉沢陸