勉強、スポーツ、仕事、何事も上達させるために大切なことがあります。
本日は、
『一つのことに集中し過ぎない』
ということについて考えてまいりたいと思います。
どれだけ集中力のある人でも、同じ動作や作業を続けると、集中力は下がり、パフォーマンスも下がります。
私も根性論時代に生まれた世代ですので、
「成果を出すためには、上達させるためには、休みなくやり続ける必要がある」
と考えてしまいがちです。
よく、
「東大に行くような人ほど、休憩を上手に取り、勉強以外の趣味などの時間も持っている」
と聞きますが、何事も上達させるためには、
『集中すべき時と休憩や別のことに使う時間を明確にする』
必要があります。
これも、自分を甘やかせすぎたり、「もうちょっとだけ頑張る」と休憩が必要にも関わらず続けてしまうというように加減が非常に難しいですので、先ずは自分の集中力と集中力が続くものと続かないものを理解する必要があります。
「自分の集中できる時間は15分」
と決めることは間違っています。
好きなこと、得意なことはもっと集中力が続きますし、苦手なこと、義務的なことには集中力は続きません。
同じことをひたすら続けている場合は、疲れが蓄積しいきモチベーションも下がってしまいます。
しかし、それは他のことのモチベーションが上がっていくこととも言えます。
集中力が落ちてきたところで、別の勉強や練習に切り替えることも、常に高いモチベーションを保ち続けることが出来る方法でもあります。
「今は他のことをしている暇はない」
という考えもありますが、時には上達させたいことに全く関係ないことを勉強、練習する時間も必要です。
それは、一つのことだけを見ていると、悪気なしに視野が狭くなり、考え方も偏ったものになっていく可能性があるからです。
タレントさんや芸人さん、アーティストの方なども、専門分野だけに全力を使っていると思いきや意外な趣味や特技を持っているということがありますよね。
あれは、単に余裕があるからしているだけでなく、様々な方面にアンテナを張り感性を磨くためにしている人の方が多いと思います。
上達させたいものがあるのであれば、他のことにもチャレンジして感性を磨き、その時間を捻出するタイムマネジメントすることが出来る能力も必要です。
特殊能力を持っている人は別として、どんな人でも、集中力の持続には限界があります。
根性論で何とかしようとせず、以下のことにも意識を向けてください。
・休憩を上手くとる
・集中力が途切れた時は、他のことをしてみる
・他にも様々なことにチャレンジする
どうせするなら何事も人より上手に出来るようになりたいですし、早く上達させたいですよね。
次回に続きます。