私はよくブログにSNSが嫌いということを書いていますが、宣伝を強制的に見せられるスマホアプリも嫌いです。
でも、その理由は今まであまり書いてきませんでしたが、(会員の皆様の中に関係者の方もいらっしゃるかとも考え書いていなかったということもあります)ある方に聞かれましたので、よい機会だと思いその理由を書きたいと思います。
一番の理由は、見なくてもいい、見たくない情報まで目に入ってくるということですが、スマホを使い始めた頃、SNSが登場したころから何となく感じていた違和感があるからです。
その違和感を上手く説明してくれる人がいて、私が嫌いな理由は非常に似ています。
その人は、フェイスブックの初代社長ショーン・パーカー氏です。
彼は、フェイスブックは、人間の「脆弱性」に付け込んでいると批判しています。
「子どもたちの脳にどのような影響を与えているかは誰にもわからない」と言っています。
彼が言うには、アプリの開発者達は、
『どうすれば、ユーザーの時間や意識、注目を最大限に奪えるか? 』
を一番に考え、
「そのためには、ユーザーの写真や投稿などに対して『いいね』やコメントがつくことで、ユーザーの脳に少量のドーパミンを分泌させることが必要だ」
と言っています。
一説には、そのためにSNSやアプリ開発には、心理学者、脳科学者、詐欺師、マジシャンなども関わっていると言われています。
宣伝広告費を稼ぐためや、課金してもらうためには企業として必要なことは分かります。
すべてのSNS、アプリがそうであるとも思っていません。
でも、ポケンモンGOなどは、レアモンスターをある決まった日時に特定の場所に出現させ、人が多く集まった時にテロを起こすことなども可能です。
SNSのお陰で災害時に命が助かったという方もいらっしゃるかもしれません。
でも、そのためにフェイクニュースというものが出現したり、特定の人物や国のプロパガンダを拡散するものにもなりました。
言葉が悪いですが、私は、どこの誰が言っているかも分からないことを信用するつもりもありませんし、それを信用する人が増えることを懸念しています。
スマホ、SNS、アプリは、私たちの暮らしを便利にしてくれましたが、その分、大切なものを失っていっている気がしています。
私がSNSやスマホアプリが嫌いな理由は、このようなことからです。
私もスマホも使えば、SNSを宣伝のために使っています、アプリも使っているので、矛盾していますが、本音はそんなもの使わなくてもいい生活がしたい、と思っています。
吉沢陸