尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2021-05-03 12:53 PM

category|今日の健康情報,筋トレ

トレーニングの原理

先日、トレーニングには原則があり、その中に意識性の原則というものがあるということをご紹介しました。
トレーニングの原則の前に知っておいていただきたい
『トレーニングの原理』
というものがあります。
それは3つあり以下の内容になります。
 

1.過負荷の原理
よく「駅まで歩いている」「買い物でいつも自転車に乗っている」ので運動が出来ていると思われている方がいらっしゃいます。確かに運動はしているのですが、毎日同じことをしていても現状維持のままで、それ以上の向上はありません。人の体は日常生活以上の負荷をカラダに与えなければ、筋肉が成長することもトレーニング効果、ダイエット効果も現れません。これを
『過負荷の原理』
と言います。別名でオーバーロードの原理という呼び方をされることもあります。
人は直ぐに不可に慣れる性質があります。運動やトレーニングをしていてもずっと同じ負荷では、カラダがその刺激や重さ、強度になれてしまうため効果が現れにくくなります。

 
2.可逆性の原理
せっかくトレーニングをして高めた筋力や持久力も、トレーニングを止めてしまえば直ぐに元に戻ります。
これを可逆性の原理といいます。
筋力や持久力、体型を維持するためには、トレーニングを継続していく必要があります。
 

3.特異性の原理
トレーニングはやり方によって効果が変わります。筋肉を大きくするための負荷、強度の高いトレーニングをすると筋肉が大きくなり、有酸素運動をすると持久力が上がります。
これを特異性の原則といいます。
筋力を高めたいのに長距離を走っていても筋力はつきません。
瞬発力をつけたいのにゆっくり動く運動ばかりでは効果はありません。
要は目的に合わせて、正しいトレーニングを行う必要があるということです。

 
やみくもに練習、トレーニングをしていても体が疲れるだけで、上達することも筋力がつくことも痩せることもありません。
特にお忙しい方は時間を効率的に使って運動する必要があります。
「運動を教えてください」「筋トレ教えてください」
と言われても少々困りますが、明確な目的と目標をお伝えいただければ、効率のよい練習法とトレーニング法をお教えいたします。
練習しても上手くならない、筋トレしても筋肉が大きくならない、運動しても痩せないという方は、上記の3つが間違っていないかをご確認ください。
次回は、トレーニングの原則をご紹介します。
吉沢陸

2021-05-03 9:05 AM

category|キックボクシング,ボクシング,空手

ジムに来た時は毎回行ってもらいたい防御練習 ジャブキャッチボール

格闘技を実戦で使えるレベルにまでしたい、マススパーリング、スパーリング、試合がしたいとお考えの方は、ジムに来られた際には、どなたかパートナーを見つけて防御の練習を行ってください。
ジュニア空手、ジュニキックボクシングのメンバーにはパンチは顔の高さではなく胸の高さに打って練習していただきたいです。
パンチの防御で一番初めに覚えていただきたいのが、パーリングです。
パンチをキャッチするような動きですが、実際にキャッチすることよりも受け流すテクニックになります。
練習の参考に是非ご覧ください。
吉沢陸

2021-05-03 9:04 AM

category|日記

eスポーツについて思うこと

少し前からすぽー施設専門アドバイザーの仕事としてeスポーツの勉強と情報収集をしています。
自身でもゲームをダウンロードして試して1か月程が経ったでしょうか。
eスポーツは、性別、国、障害の有無等関係なく同じルールで勝敗を楽しむことが出来るものです。
このこと自体は素晴らしいことだと思います。
アフリカのスラム的な貧困地域に住む人がプロのeスポーツ選手になれたことで家族を養うことが出来るようになり、犯罪に手を染めなくて済んだのでeスポーツに感謝しているというアフリカ人の記事も読みました。
“ぷよぷよ”というゲームをどうすれば高齢者が楽しめるようになるかを学生が考え、実際に通常のコントローラーではなく、より簡単に操作することが出来るコントローラーを開発し、高齢者と学生たちが実際にプレイすることで高齢者は元気が出て、学生たちは介護のことを深く考えるようになったという記事も読みました。
eスポーツの可能性は素晴らしいですし、どんどん身近に感じてくるようになってきました。
しかし、FPS系、バトロワ系とい呼ばれる、殺し合いのゲームが世界的に流行することはどうかと思います。
BMCのジュニアメンバーに聞いても”フォートナイト”という殺し合いのゲームをしていると言います。
私も勉強のためにFPS系、バトロワ系のゲームを1カ月ほどしていましたが、先日全て削除しました。
その理由は、私自身の精神衛生上良くないと判断したためです。
以前よりそもそも人殺しの道具である銃をオモチャにするんじゃないと思っていましたがゲームを続けるうちにいいようのない違和感を感じるようになりました。
皆さんは、2000年に公開された映画『バトル・ロワイヤル』をご存知でしょうか?
まだ若かった柴咲コウさんや藤原竜也さんなどが出てらっしゃいました。
その内容は、無人島で中学3年生の1クラス全員で殺し合いをさせるというものでした。
武器は現地調達で制限時間内に最後まで生き残った1人だけが無人島から帰還できる。
映画は大ヒットしましたが、私は見た後に何とも後味の悪い感じがしました。
この映画がそのままゲームになったのがいわゆるFPS系、バトロワ系です。
あの映画を何度も見たいという人は少々変わっていると思います。
ゲームの世界と映画とでは違うことは分かります。
銃を使うゲームが時必ずしも銃への興味を強くしたり、犯罪を助長するとまでは思いませんが、殺し合いのゲームが子ども達の間で流行することは異様なことだと思います。
eスポーツをオリンピック競技にしたいという流れが何年も前からありますが、オリンピックは平和の祭典です。
本気でeスポーツをオリンピック競技にしたいのであれば、eスポーツのあり方を考える必要があると思います。
FPS系、バトロワ系eスポーツがお好きな方には申し訳ありません。
ゲーム自体を否定するつもりはありません。
日頃感じることが出来ない緊張感やストレス解消のために必要なものでもあると思います。
あくまでも、子ども達がネットに繋いだ状態でマイクで暴言を吐きながら殺し合いのゲームを楽しいと思っている状況を危惧しているということです。
吉沢陸