2021-05-03 9:04 AM
category|日記
eスポーツについて思うこと
少し前からすぽー施設専門アドバイザーの仕事としてeスポーツの勉強と情報収集をしています。
自身でもゲームをダウンロードして試して1か月程が経ったでしょうか。
eスポーツは、性別、国、障害の有無等関係なく同じルールで勝敗を楽しむことが出来るものです。
このこと自体は素晴らしいことだと思います。
アフリカのスラム的な貧困地域に住む人がプロのeスポーツ選手になれたことで家族を養うことが出来るようになり、犯罪に手を染めなくて済んだのでeスポーツに感謝しているというアフリカ人の記事も読みました。
“ぷよぷよ”というゲームをどうすれば高齢者が楽しめるようになるかを学生が考え、実際に通常のコントローラーではなく、より簡単に操作することが出来るコントローラーを開発し、高齢者と学生たちが実際にプレイすることで高齢者は元気が出て、学生たちは介護のことを深く考えるようになったという記事も読みました。
eスポーツの可能性は素晴らしいですし、どんどん身近に感じてくるようになってきました。
しかし、FPS系、バトロワ系とい呼ばれる、殺し合いのゲームが世界的に流行することはどうかと思います。
BMCのジュニアメンバーに聞いても”フォートナイト”という殺し合いのゲームをしていると言います。
私も勉強のためにFPS系、バトロワ系のゲームを1カ月ほどしていましたが、先日全て削除しました。
その理由は、私自身の精神衛生上良くないと判断したためです。
以前よりそもそも人殺しの道具である銃をオモチャにするんじゃないと思っていましたがゲームを続けるうちにいいようのない違和感を感じるようになりました。
皆さんは、2000年に公開された映画『バトル・ロワイヤル』をご存知でしょうか?
まだ若かった柴咲コウさんや藤原竜也さんなどが出てらっしゃいました。
その内容は、無人島で中学3年生の1クラス全員で殺し合いをさせるというものでした。
武器は現地調達で制限時間内に最後まで生き残った1人だけが無人島から帰還できる。
映画は大ヒットしましたが、私は見た後に何とも後味の悪い感じがしました。
この映画がそのままゲームになったのがいわゆるFPS系、バトロワ系です。
あの映画を何度も見たいという人は少々変わっていると思います。
ゲームの世界と映画とでは違うことは分かります。
銃を使うゲームが時必ずしも銃への興味を強くしたり、犯罪を助長するとまでは思いませんが、殺し合いのゲームが子ども達の間で流行することは異様なことだと思います。
eスポーツをオリンピック競技にしたいという流れが何年も前からありますが、オリンピックは平和の祭典です。
本気でeスポーツをオリンピック競技にしたいのであれば、eスポーツのあり方を考える必要があると思います。
FPS系、バトロワ系eスポーツがお好きな方には申し訳ありません。
ゲーム自体を否定するつもりはありません。
日頃感じることが出来ない緊張感やストレス解消のために必要なものでもあると思います。
あくまでも、子ども達がネットに繋いだ状態でマイクで暴言を吐きながら殺し合いのゲームを楽しいと思っている状況を危惧しているということです。
吉沢陸