尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2021-09-01 1:34 PM

category|空手

練習と組手を見る目

上達の近道は、
『見る目を養う』
ことです。
組手の最中の自分自身の動きを客観的に見ることは非常に難しく、何年もの修練が必要になりますが、
人の動きや練習を見て技術を分析する力、何をテーマに練習しているかを理解する力は意識して1日も早く身に付ける必要があります。
お手本の動きや人の動きと、自分の動きの違いが分からない人に上達はありません。
鏡に映る自分の動きを見ていても、お手本の動きと何が違うかが分からない人が非常に多いです。
自分以外の組手やマススパーリングを見ても、良い点・悪い点・判定した際はどちらが勝ちであったかを考えて見る必要があります。
人が練習しているところを見て、「今は何をテーマに練習しているのだろう?」と考える必要があります。
そして、
「動きはミリ単位以下」
と考え、とにかく今の時点で分からなくてもよく見ることが最も大切です。
ちらっと見たくらいで出来るものなど世の中には存在しません。
よく見た後はしっかりとミリ単位で動きを分析する。
しっかりと分析した上で、自分の動きと比べる。
そして、お手本や自分の理想の動きに近づくように反復練習して磨きをかける。
これが上達するために必要な流れになります。
吉沢陸


これは組手ではありません。約束練習です。3~5発ほどの攻撃を交互に打つ、コンビネーションを考える練習、防御の練習になります。

 

引き分けに見えるかもしれませんが、これは判定ですと明確に勝敗を決めることが出来ます。

 

自分の組手はもちろん、誰かの組手を見ていてもどちらが勝ちであったかを考えなければ、組手から反省することや学ぶことはありません。
 

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2021-09-01 1:16 PM

category|日記,空手

先日ジュニア空手の生徒が1人卒業しました

先日、6年間BMCのジュニア空手に通ってくれていた生徒が1人卒業しました。
嫌で辞めた、親御さんに辞めさせられたのではなく、正当な理由で退会していった生徒を私は卒業と言っています。
先日、卒業した生徒は小学2年生に入会し、中学生になっても続けてくれていました。
卒業の理由は、部活に専念するためです。
部活が終わってから空手の練習に来るといつも半分以上レッスンが終わっているという状態で続けてくれていました。
(ほとんどの生徒が小学校卒業を機に卒業していきます)
その彼は、空手を始めて3年間程は叱られてばかりで、先日のブログの投稿ではありませんが、ジムに行くふりをしてサボったこともあり、私に「やる気ないなら辞めなさい」と言われたこともある生徒でしたが、踏ん張って続けてくれていました。
(単に親に辞めさせてもらえなかっただけなのかもしれませんが…)
空手を始めて4年経った頃に転換期があり、急に強くなりだしました。
組手大会でも素晴らしい戦いぶりを見せるようになってくれました。
中学に入ると更にしっかりとしたお兄さんになり、入会したばかりの幼児たちの面倒を見て、私の手助けをしてくれるようになり、私と大人として会話することも出来るようになってくれました。
叱られてばかりの3年間は本当にきつかったと思います。
よく続けてくれました。
そうなんです。
直ぐに辞めちゃあダメなんです。
今の子どもは嫌なことから直ぐに逃げるし、今の親御さんは子どもが嫌がることは直ぐに辞めさせてしまう人が多いと感じています。
石の上にも三年と言いますが、本当にその通りだと思います。
賭けになるかもしれませんが、何でも続けていれば、良く変わることがあるんです。
簡単に辞めちゃあダメなんです。
今出来なくても、今変われなくても、本人と家族が変われると信じていれば、誰でも変わることが出来ます。
その生徒のお母様がは日頃レッスンを見学されることはありませんが、最後ということで見に来られていましたが、彼の成長ぶりを見て涙を流して喜んでらっしゃいました。
年々、子ども達はもちろん、親御さん達の考え方や価値観、教育方針は移り変わっていき、私もジェネレーションギャップに悩まされ、ジュニアクラスの指導はもう辞めようと思ったことが何度もありますが、たまにこういうことがあると、もう少し続けてもいいかなと思えます。
今まで続けてくれてありがとう。
これからももっと頑張れよ。
長い間、サポートしてくださったお母様、お父様にも感謝申し上げます。
ありがとうございました。
吉沢陸