先日、私は午後も13時~17時まで整体やパーソナルトレーニングのためにジムにいました。
リアルプロレスラーの方が整体に来られている時に、何やら外から侵入を防ぐためのチェーンを傘のようなものでカラカラと擦る音や、
コーン等を引きずるような音が聞こえました。
気になった私は整体のお客様に「ちょっと見てくるので待ってください」と言って外に出ました。
すると、中学生でしょうか、高校生でしょうか。
男の子3人組が、BMCのコーンや旗立てを蹴ったり、傘で刺したりしているではありませんか。
「何してる?」
と私が聞くと、悪びれることもなく、ヘラヘラと笑いながら「ひっくり返したり、蹴ったりしていました」と答えました。
看板を見ていないのでしょうか、文字が読めないのでしょうか、はたまた怖いもの知らずなのでしょうか、
格闘技ジムに置いているものにいらんことをするという神経が理解出来ません。
窓も扉も開いていて、自転車も車も停まっていて、中に人がいることは容易に想像できるはずです。
私は、普段叱られたことも注意されることもないから、こんなことをするのでは?と思い、注意と指導をしました。
すると、震えながら「すいません、すいません」と謝ってきましたが、そんなにビビりなら、なぜそんなことをしたのか?
本当に全く理解できません。
1人はそれでも謝ろうとしないので、更に注意をすると急にペコペコと頭を下げ、すいませんを連呼しました。
私は、すみません、が正しい日本語であることも指導しました。
中で待っていた110㎏を超すプロレスラーが出てきたら腰でも抜かしていたのではないでしょうか。
年々、大人のことを舐める子どもが増えているとは感じていますが、これって叱らない、怒らない大人が増えすぎているためではないでしょうか。
実の子どもに対しても親の方が気を使っている人も増えていると感じます。
理不尽に怒る、叱るのはどうかと思いますが、
“きちんと叱りきる”
ことをしていなければ、ルールやマナーを守る子どもを育むことは出来ないと思います。
そろそろ、世の中が、叱ってはダメ、怒ってはダメという風潮が間違っていたと気付く時ではないでしょうか。
吉沢陸