尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2020年7月

2020-07-28 8:29 AM

category|今日の健康情報

ぎっくり首

先日、BMC会員の方より、
“ぎっくり首”
になった可能性があるので対処法を教えて欲しい、というご質問を頂戴しました。
BMC会員の皆様の中には、他に気づかないうちになっている方や今後なる方もいらっしゃることと思い、
ぎっくり首についてご説明させていただきたいと思います。
ぎっくり腰は、誰もがご存知のことと思います。
あまり知られていませんが、ぎっくり首というものもあります。
正式名は、急性頚部痛症と言い、何の前触れもなく突然起こります。
BMCでも、スポーツ整体を行っています。
私は整体師としても28年のキャリアがありますが、私自身はぎっくり首の症状の方の施術をしたことは、
正直非常に少ないです。
ぎっくり首は、ふと首を傾けたり、捻ったときにおこることもあれば、寝ている間にぎっくり首になることもあります。
症状は軽度、重度によってことなりますが、激しい痛みが伴うものから、頭を動かした時だけ首に痛みが起きるものもあります。
重度の場合は、痛みが強く、首をまったく動かすことができく、寝返りを打つこともできません。
場合によっては、寝てる状態から起き上がることすら困難な時もあります。
痛みが最も強いのは、ぎっくり首を起こした当日が多く、 翌日には痛みは少しずつやわらぎ、速ければ3~5日程で首を動かせるようになってくることが多いです。
病院に行っても、レントゲン撮影され、骨に異常がない場合は、湿布を出されるだけで、安静にするように言われるだけですので、軽度の場合は、病院に行く必要はないかと思います。
但し、痛みがひどい場合は、病院から処方される湿布をもらうために、病院に行くことをお勧めします。
ドラッグストアで購入できる湿布よりも、効き目が強いものを処方してくれます。
ぎっくり首になってしまった時の対処法は、痛みや炎症から起きる熱が患部にあれば、氷等で冷やしてください。
痛みや炎症熱がない場合は、逆に少し温めた方が、筋肉が縮まずに動かした際に痛みを感じることが少なくなります。
とにかく数日間は安静にした方がよいです。
痛みがなくなった後は、リハビリとして、頭を動かす練習をする必要があります。
しないと首の可動域が狭くなり、また、再びぎっくり首になりやすくなります。
ぎっくり首は、首の筋肉の捻挫のようなものです。
何らかの理由で、固くなっていた首の筋肉が衝撃にたえきれず、何かのきっかけで炎症を起こします。
その原因の一つが、慢性的な肩こり、首の筋肉の凝りです。
お仕事でパソコンを使うことが多い、同じ姿勢が長い、スマホの使い過ぎ、下を見ている時間が長いといったことが、原因になること多いです。
また、栄養素として不足している何かがある可能性も考えられます。
毎日のようにトレーニングや練習をして、筋肉疲労が回復しないままの状態の人にも注意が必要です。
万が一、ぎっくり首になってしまった時は、首だけでなく全身の疲労を回復させることが一番です。
その他の対処法としては、
安静にすること、睡眠時間を増やすこと、整体等で筋肉を緩めること、
副交感神経優位になる時間を増やすこと(リラックスする時間を増やす)、水分を良くとること(最低1日2リットル)です。
BMC会員の皆様で、気になる健康症状のある方は、遠慮なくご質問ください。
メールでのご質問の際には、1回のメールで全ての質問をお書きいただけますよう、よろしくお願いします。
LINEの影響なのか、名前も書かれず、質問を1行ずつ書いて、何度も送って来られるお客様が稀にいらっしゃいます…。
吉沢陸

2020-07-26 3:00 PM

category|日記

ふと思うこと

練習しようとは思っていたけど、結局練習しなかった。
というのは論外です。
でも、練習したけど、何にも考えないで練習した。
というのもダメです。
頭の中で考えがまとまらないと、体が動かない、動かさないという人もいらっしゃいますが、
格闘技だけでなくスポーツは、初心者のころは、頭の中で考えても答えは見つかりません。
体を動かしながら考えて練習しないと。
吉沢陸

2020-07-26 1:36 PM

category|筋トレ

格闘家と筋トレ

プロの格闘家は、ヘビー級でない限り、体重制限があるので、
筋肥大するような、高負荷での筋トレは通常は行いません。
筋肉が増えると体重も増えますから。
(いまだに筋トレをすると、背が伸びないということを信じている方がいらっしゃいますが、その逆で成長ホルモンが分泌され背が伸びやすくなります)
では、
“格闘技をする人は筋トレした方が良いのか?”
その答えは、
「した方が良い」
です。
技術を助けてくれるのが、基礎体力です。
体力とは、筋力、筋持久力、全身持久力(心肺機能)、巧緻性、バランス能力、柔軟性等のことを指します。
厳密に言うともっとたくさんあるのですが、今回は長くなるので、先ずは上記のみを知っておいてください。
基礎体力の一つが筋肉です。
体の様々な部位の筋肉を意識することが出来ると、当然、運動能力は上がります。
筋力が不足しているために、出来ない動き、技術もあります。
また筋力がある方が、柔軟性もアップします。
(BMCのジュニアクラスで様々なトレーニングを行うのはこのためです)
ですから、偏った筋トレをしても格闘技には何の役にも立ちません。
全身の筋力をまんべんなく鍛えるのであれば、格闘家にも筋トレは必要です。
しかし、パンチが手打ち、動きが硬い人は、筋トレをすると余計に下手になる場合があります。
特にまだパンチの技術がついていないにも関わらず、ベンチプレスばかりしていると、
全身を伝ったパンチを打つことが出来ず、手打ちになります。
筋トレは、一般的には、その部位だけを意識して行います。
でも、格闘技は、全身の筋肉を総動員させて、攻撃を繰り出し、防御も行います。
「筋トレをした方が良いか?」
と聞かれると、
「良いか悪いかで言うと、した方が良い」
とお答えしますが、これはあくまでも個人差があり、目的によって異なるということを是非、知っておいてください。
効率の良い筋トレ、格闘技の技術を上げるために今自分に必要な筋トレは何か?
が知りたい方は、遠慮なくご質問ください。
吉沢陸