尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2020-07-26 1:36 PM

category|筋トレ

格闘家と筋トレ

プロの格闘家は、ヘビー級でない限り、体重制限があるので、
筋肥大するような、高負荷での筋トレは通常は行いません。
筋肉が増えると体重も増えますから。
(いまだに筋トレをすると、背が伸びないということを信じている方がいらっしゃいますが、その逆で成長ホルモンが分泌され背が伸びやすくなります)
では、
“格闘技をする人は筋トレした方が良いのか?”
その答えは、
「した方が良い」
です。
技術を助けてくれるのが、基礎体力です。
体力とは、筋力、筋持久力、全身持久力(心肺機能)、巧緻性、バランス能力、柔軟性等のことを指します。
厳密に言うともっとたくさんあるのですが、今回は長くなるので、先ずは上記のみを知っておいてください。
基礎体力の一つが筋肉です。
体の様々な部位の筋肉を意識することが出来ると、当然、運動能力は上がります。
筋力が不足しているために、出来ない動き、技術もあります。
また筋力がある方が、柔軟性もアップします。
(BMCのジュニアクラスで様々なトレーニングを行うのはこのためです)
ですから、偏った筋トレをしても格闘技には何の役にも立ちません。
全身の筋力をまんべんなく鍛えるのであれば、格闘家にも筋トレは必要です。
しかし、パンチが手打ち、動きが硬い人は、筋トレをすると余計に下手になる場合があります。
特にまだパンチの技術がついていないにも関わらず、ベンチプレスばかりしていると、
全身を伝ったパンチを打つことが出来ず、手打ちになります。
筋トレは、一般的には、その部位だけを意識して行います。
でも、格闘技は、全身の筋肉を総動員させて、攻撃を繰り出し、防御も行います。
「筋トレをした方が良いか?」
と聞かれると、
「良いか悪いかで言うと、した方が良い」
とお答えしますが、これはあくまでも個人差があり、目的によって異なるということを是非、知っておいてください。
効率の良い筋トレ、格闘技の技術を上げるために今自分に必要な筋トレは何か?
が知りたい方は、遠慮なくご質問ください。
吉沢陸