2019-06-20 8:44 AM
category|日記
何事も出来ていると思わない
何事も
「出来た」
と思った瞬間に成長は止まります。
この考え方は、私が子供の頃に空手を指導してくださった、館長から影響を受けたものです。
館長は、
「私は未だに拳の握り方が、これで正しいのか分からない」
と言っていました。
子供の頃の私は、
「はあ?」
と失礼なことを思っていましたが、大人になってその意味がようやく分かりました。
昔からの慣習や文化に常に疑問を持ち、常に進化していかなければ、成長はないということです。
分かっているつもりでしたが、最近、このことを思い知らされることがありました。
私は、2018年の7月にテニス肘を発症し、約9ヵ月間、肘の痛みに悩まされていました。
様々な治療を受けましたが、改善せずに自分で
「インナーマッスルとアウターマッスルのバランスが悪いのでは?」
と思い、等速性筋収縮というトレーニングを行うことを決めました。
そして、2019年1月よりトレーニングの中に水泳も加えました。
私は小学校の頃にスイミングに通い、中学校は水泳部と社会人になってからもフィットネスクラブの水泳のコーチを行い、マスターズという社会人大会にも出場していました。
子供の頃は、ジュニアオリンピックにも出場したことがあります。
ですから、
『泳ぎ方は一通り解っている』
と思っていました。
しかし、45歳になった今、平泳ぎが分かっていなかったことに気づきました。
リハビリのための水泳ですから、ごくごくゆっくり泳いでいたのですが、4月頃に何気なく、手と足のタイミングを変えて泳いでみたところ、
今までになく、少ない力で推進力得ることができ、いつもの半分の力でも、グングンと進むようになりました。
私は、感動したと同時に
「ああ、俺は勘違いしてた。平泳ぎ解ってなかった…」
と痛感しました。
その後も、水泳は毎日続けていますが、この年になった今でも、もっと水泳が上達するのではないか?
と毎日、ワクワクしてプールに通っています。
何事も、
『自分は出来ている』
とは思ってはいけませんね。
そこで成長が止まってしまいます。
吉沢陸