尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2020-06-15 8:28 AM

category|空手

自主練できることの素晴らしさ

BMCジュニアクラスのメンバーの多くが、自主練をしません。
レッスンだけを受け、レッスンが終われば、直ぐに帰ります。
学生が単位を取るためだけに来ているような感覚に見えて仕方ありません。
するのは、ごく一部の生徒だけです。
そのごく一部の生徒達は、私が、
「もうそろそろやめないと体痛めるよ」
「早く帰らなくてもご両親は心配しない?」
と言うまで続けてくれます。
自主練しない生徒達は、レッスン開始の10分、15分前にジムに来ても、ぼーっと立っています。
中には毎回、時間ギリギリか3~5分遅れてくる生徒もいます。
私が、
「早く来たなら、練習しなさい」
と言っても、
「はい」
と返事はするものの、全く動こうとしない生徒がほとんどです。
返事もしない、出来ない生徒もいます。
具体的に、ミット打ち、サンドバッグ、組手、チューブ引きをしなさいと言っても、動かない生徒は全く動きません。
しようとしても、レッスンの始まる時間ギリギリに動こうとして、レッスンが始まるので結局何もしないのと同じ状態。
したとしても、サンドバッグを2~3発蹴って終わり。
「仲間と一緒に練習しなさい」
と言っても絶対にサンドバッグ打ちなどの一人で練習できることしかしない生徒もいます。
本当にどうして、このような子供たちが増えてしまったのでしょう?
練習しなさいと言われてから動く生徒たちも、自分たちは自主練していると思っているのでしょうね。
恐らく親御さん達がお子様に聞いても、自分は自主練していると答えると思います。
強くなりたいと言葉では言いますし、本当に思っているとも思います。
でも、行動することが出来ない。
私が子供の頃は、一秒でも早く、道場、ジムに行きたくて仕方なくて、サンドバッグを蹴りたくて仕方ありませんでした。
道場、ジム内にあるトレーニング器具を触りたくて仕方ありませんでした。
今の子供たちは、ジムにどんなトレーニング器具があるかも知らない生徒がほとんどですし、
興味を示すこともありません。
今の子供たちには、来ているだけで素晴らしい、という評価をしなければいけない時代なのかもしれません。
でも、どんな未来が待っているのでしょうね。
動画の彼女は入会してまだ1年経っていませんが、15分~20分早く来て自主練します。
私にも、
「先生、防御教えてください」
と自ら声を掛けてきます。
素晴らしいと思います。
このような生徒が増えてくれることを渇望しています。
吉沢陸