私は30年子どもの運動指導を行っています。
学習指導も5年行っています。
10年前の子ども達が出来たことが、年々出来ないようになっていくことを現場で実感し、危惧しています。
自分以外に興味がない、周りで起こっていることに気が付かない子どももどんどん増えていると感じています。
私が子どもの頃から、学校でアサガオを育てたり、飼育係があったりしましたが、最近、
「今の時代の子ども達こそ生き物を育てる必要があるのでは」
と思うことが多くなってきました。
今の子ども達は、空気を読むこと、相手が何を考えているか予測すること、相手の気持ちを理解することが極めて低いと感じています。
ペットと会話をすることはできませんが、ペットとの“非言語コミュニケーション力”を高めることができるのではないか、と思っています。
ペットを育てるには、ペットの表情、動き、仕草、鳴き声の種類、などから、言葉を発することが出来ないペット達が、今何を感じているか、何を考えているのか、何を欲しているかを察する必要があります。
体調が悪いのか、元気がないのか、お腹が空いているのか、散歩に行きたいのか、寒いのか、暑いのかといった、相手を思いやる感情を育むことができるのではないかと思っています。
時には子どもがペットの世話を忘れて死なせてしまうこともあるかもしれません。
でも、それで命の大切さを学ぶことができるかもしれません。
乱暴に扱って、弱らせたり、怒らせてしまうこともあるかもしれません。
今の時代の子ども達は(大人にもたくさんいますが)、これを言うと相手がどう思うか、こうすると叱られるだろうという想像力が欠落しているように感じることもよくあります。
「こう言うと相手を怒らせるだろうな」「こういったことをすると残念に思われるだろうな」「こういうことを言うと恥をかくだろうな」ということを学ぶ必要もあると思います。
私は、言葉を発しないため、対象が人よりも、生き物の方が、子ども達が思いやりを持って注意深く観察するようになるのではないだろうか、と思っています。
私が知っている就労継続支援事業所(発達障害の人が働く場)でメダカを育てている施設があります。
特性というのもあるかもしれませんが、皆さん非常に細かいことに気が付く、作業の細かい方が多かったです。
稚拙な話し方であっても詳しくメダカのことを説明してくれました。
単に仕事をするだけでなく、その作業所では障害を持った人たちに非言語的コミュニケーション能力を開発することで、話すといったコミュニケーション能力をも養っているのではないかと思いました。
最近は、普通の話が出来ない子どもが増えています。
コミュニケーション能力は社会に出て、より良い対人関係を育む際に必須の能力です。
生き物を飼うことで、非言語的コミュニケーション能力、コミュニケーション能力が高まるのではないでしょうか。
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