尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2022-01-26 9:01 AM

category|空手

やっぱり思考力とコミュニケーション能力、傾聴力

動画は先週の土曜日のBMCのジュニア空手の組手です。
先週は白帯メンバーに基礎体力作りのトレーニングが終わったら、敢えて自主練をするように指示しました。
これは「この練習をする」と言っても話を聞くことができない、お手本を見ない、全く集中することが出来ないメンバーが多いのでミット打ち練習などができないため、自主練をしなさいと伝えた時に何をするのか見てみたかったためです。
「筋トレが終わったら自主練するように」と伝えた瞬間、「次何やるんですか?」と聞いてきた生徒が2人、再度伝えても全員がボーっと突っ立ているだけ。
(筋トレのスピードが遅くて全然終わっていない生徒も複数)
5分程経ってからようやく1人が動き出したと思ったら、既に基礎体力トレーニングでやったカエルの高立ちをやりだす。
私が「ここでしか出来ない練習をするように」「鏡を見て一人でする練習とサンドバッグ以外で仲間とする練習のみ」と伝えてもさらに5分以上全員がボーっとして何もしない状態。
ようやく一人が「他の生徒に約束組手の練習しよ」と声を掛けても声を掛けられた方は無視。
私が「ここに何しに来てる。考えなさい、早く練習しなさい」と叱り、あと2~3分でレッスンが終わるとこいう頃にようやく約束組手やミット練習を始める。
これが先週の土曜日の白帯メンバーの練習でした。
ミット打ちなどの際に私が「左足前で右のミドルキックの練習」と言っても話を聞いておらず、前蹴りを始めたり左ミドルキックの練習を始める生徒が非常に多いです。
聞いてなかった時や分からない時には、質問することなく好き勝手なことをしますが、自分で考えて自主練ということは一切できないことがよく分かりました。
これでは家で自主練するのは無理ですし、したとしても間違った動きに磨きをかけるだけです。
再度、土曜日の白帯メンバーへの練習内容を変えます。
学力があっても思考力とコミュニケーション能力がなければ、何をしても上手くいかないと思います。
何のプレッシャーのない家や学校、友達といる時に話すことが出来るのは当たり前です。
「学校では問題ないんです」「ここだけこうなんです」とお考えいただかないようにお願い致します。
苦手なことがある場所、自信を持つことができない場所でもしっかりできなくては、今の状態で生きることが出来る所でしか生きていくことが出来ません。
ジムに来た時は入館チェック表に名前と入館時間を書いてもらっていますが、書く欄がないと直ぐに「先生、書くところがありません」と言ってきます。
(こういう質問はできるんですね)
紙をめくれば下に新しい用紙がありますし、入館チェック表はバインダーに挟んで2セット準備しているので、もう1つのチェック表に書けばよいだけなのですが、多くの生徒がそのことを自分で考えることが出来ません。
「考えてごらん、直ぐに答え見つかるから」と伝えても紙を見つめるだけ、後ろにチェック表を書くために仲間が並んでいても気づかない。
日頃から何でも周りの人たちに答えを直ぐに教えてもらっているのか理由は分かりませんが、とにかく自分で考えることが出来ない生徒が多いです。
正直申し上げてこの状況で組手をしてもほとんど意味がないと考えていますが、「自分が何も出来ていない」ということ「強くなりたい」という気持ちを育むには一番良いのが組手だと思い組手をしてもらいましたが、ジュニア空手メンバーの保護者の皆様には、お子様の思考力、コミュニケーション能力、傾聴力、集中力について再度お考えいただければ幸いです。
週に1回の60分では、お子様たちの能力を上げるにはまだまだ時間がかかりそうです。
今回も厳しい内容をお書きしましたが、以上、先週土曜日のジュニア空手のレッスンをご報告申し上げます。
今後とも宜しくお願い致します。
吉沢陸

 

 

 

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