私と武道・格闘技・武術との出会い1
BMCでは、様々な武道・格闘技・武術のレッスンを行っています。
私がどのようにして、これらの武道・格闘技・武術と出会ってきたかをシリーズで書いてまいりたいと思います。
私が子供の頃の夢はたくさんありました。
吉本新喜劇に入ること、漫才師になること・・etc
実に様々な夢がありましたが、物心ついた頃に初めて持った夢が、
“プロレスラーになること”
でした。
私が子供の頃は、週に2回テレビでプロレスの中継がありました。
普通の大人よりもはるかに大きくて、力の強いプロレスラーを見て、一目で
「自分もこうなりたい」
と思いました。
アニメや戦隊モノ、ヒーローモノを見ても、
「現実的じゃないな」
と実に冷めた子どもでした。
自分もプロレスラーのように大きくて強くなりたいと思って以来は、毎日のように本屋さんに行き、
“~君もプロレスラーになれる~プロレス入門”
という本を買う訳でもなく、立ち読みしに行っていました。
その本には、様々なプロレス技の解説が書かれていて、幼稚園の頃には自宅に自分と同じくらいの大きさのスヌーピーのぬいぐるみにプロレス技をかけ、小学校に入ると同級生にプロレス技をかけまくっていました。
その次に出会ったのが、
“プロレススーパースター列伝”
という漫画でした。
ベアハッグでドラム缶をペチャンコにするプロレスラー、アイアンクローで相手の腕を折るほど握力の強いプロレスラー、新聞記者からプロレスラーになり大スターになった選手、焼いた豆に毎日地獄突きの練習をしていたというプロレスラー…etc
もちろん大袈裟に書いていていたのですが、そんなことは子供の頃は知る由もありません。
プロレス入門とプロレススーパースター列伝を読むために、毎日本屋さん行くことが日課となっていました。
小学校に入ると同時くらいに、漫画『キン肉マン』と出会います。
こちらは、近所に初めて出来たコンビニエンスストアで発見し、立ち読みをして直ぐに好きになりました。
既に10巻まで発売されていたのでコンビニエンスストアにも毎日立ち読みしに行っていました。
どんどんプロレスラーになる夢が膨らみ、
『自分もプロレスラーになりたい』
という気持ちが強くなり
「よしプロレスを習いに行こう」
と思い、いろんな人に聞いて回ったところ、
「プロレスが習える場所は近所にはない」
「大人になってからしかプロレス道場には入れない」
という現実にぶち当たりました。
そこで考えたのが、好きなプロレスラーが子供の頃に習っていたという
『空手を習う』
ということでした。
私とプロレスの出会い、空手との出会いはこのような形で始まりました。
次回に続きます。
吉沢陸