2023-10-20 8:19 AM
category|子ども体操教室
子どもの頃に培った運動能力、努力の癖は一生ものです
動画は水曜日のBMCの子ども体操教室です。
「運動神経は遺伝」と言われたり「運動神経は生まれ持ったもの」と言う方がいらっしゃいますが、それは間違いです。
これは、様々な研究者が調査したデータもありますし、私の中では都市伝説的なくらい信憑性のない情報です。
そもそも、運動神経に良いも悪いもありません。
神経を伝達させる神経の名称ですから、全員にあるものというだけです。
私は運動神経という言葉自体が嫌いで「運動能力」と言っていますが、一般的な言葉なのでここでは運動神経と書きます。
生まれつき運動神経の良い人はいません。
後天的に備わるものがほとんどです。
運動神経を良くさせるには、
①『様々な体の使い方(運動や遊び)をすること』
②『成長の過程の間は止めずに続けること』
③『子どもが自発的に繰り返す』
ことです。
①は、子どもが自発的に動かないのであれば親が手助けすればいいだけです。
②に関してですが、これもきちんとデータがありますが、私の経験を書きます。
以前、ジュニアパーソナルトレーニングに来た小学5年生で「幼稚園の頃は体操教室に通っていて、その頃は逆上がりや跳び箱が出来たけど、今出来なくなったので教えて欲しい」という子がBMCに来ました。
子どもの頃に出来たことを大人になって出来なくなることはまだ理解できますが、幼稚園の頃に出来たことが小学5年生でもう出来なくなるなんて、その時だけやっていても何の意味もないということが分かると思います。
③が最も重要なのですが、いくら有名な先生や専門的なスポーツ教室に通わせても、親や指導者が指示してルーティーンとして体を動かしていても子どもの運動神経が良くなることはないということです。
BMCのジュニアクラスに在籍していて、あれだけハードなトレーニングをしていても何年も白帯のままの生徒、何年も出来ないことが出来ないままの生徒がいることがそれを証明しています。
子どもの運動神経を養うには「子どもが自ら取り組むこと」が最も重要です。
初めはイヤイヤやっていたことでも、子ども自身が悩み、考え、挑戦し、失敗を経て、またチャレンジする、そしてようやく成功するという経験を数多く持つことが最も運動神経を向上させます。
「嫌なことはやらなくていい」という考えが少しでもあるとこれは出来ません。
嫌なことでも「出来るようになるために行動(練習)する」、嫌なことこそ嫌でなくなるように「工夫して出来るようになる」という考え方が必要です。
多くのご家庭が子どもではなく、親の方が先に諦めているように感じます。
出来ない子どもを見ているのが辛いと親が逃げていることを「この子には向いていない」ということを大義名分に辞めさせる。
再度、お伝えします。
『生まれつき運動神経の良い人はいません』
子どもの頃に培った運動能力、努力の癖は一生ものです。
BMCに関わる子ども達には、在籍中に最大限に成長してもらいたいです。
吉沢陸
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