2019-07-19 9:22 AM
category｜日記
今のジュニアメンバーは簡単に練習を休みすぎ
私は、子どもへの運動指導を始めて、27年になります。
世の中が、ゆる～く、甘くなっているのは、良い面はほとんどなく、人の成長を妨げている以外にないと感じています。
そんな中、年々、強く感じることが、ジュニアクラス（子どもクラス）の生徒たちが、簡単にお稽古事を休み過ぎるということです。
インフルエンザ等の人に感染する病気なら、休む必要があります。
高熱で立つこともままならないのであれば、もちろん休んでください。
BMCでは、練習を休む際には、生徒自身が自分で電話連絡してくるようにと指導しています。
“自分のことは自分でする”
がテーマでもありますから。
でも、その休みますという連絡の中に
「それって、休む必要ある？」
「そんなことで休むなよ」
と感じることが多々あります。
例えば、
生徒「今日は足が少し痛いので休みます」
私「どれだけ痛いの？病院には行った？」
生徒「我慢できないくらい痛いです。病院には行っていません」
私「我慢できないくらい痛いなら病院行かないと。で、学校には行ったの？」
生徒「学校には行きました」
私「じゃあおいでよ」
生徒「今日だけ休ませてください…」
と、こんなやりとりが毎週あります。
同じ学校の同級生に聞くと、
「〇〇（休んだ生徒）は、体育も普通に参加してたし、鬼ごっこしてました」
とのこと。
武道には、
“見取り稽古”
という言葉があります。
私たちが子供の頃は、体調が悪かったり、怪我がある時でも、習い事は見学するために行きました。
今でも、そういった生徒もいます。
格闘技、武道をしていれば、年がら年中、どこか痛いものです。
私は、骨折しても練習を休んだことがありません。
私だけでなく、当時は当たり前でした。
左腕が折れているのであれば、右腕と足の練習をすればいいし、仲間を応援しにくればいい。
そして、
「早く治したい」
「早く練習したい」
「仲間に差をつけられてなるものか」
という気持ちになることも非常に大切です。
自分が休んでいる間は、ライバルは何倍も練習して強くなっている時です。
今の時代でも、私の言うように、骨折しても練習する生徒もいます。
先日も休むと連絡のあった生徒に、
「来た方がいいと思う？休んだ方がいいと思う？それって強い人がすると思う？」
と聞いても、
「行った方がいいと思います。強い人は休みません。でも、今日だけ休ませてください」
との返答でした。
強くなるためにBMCに入会したのに、楽な方を選んでしまう。
BMCジュニアメンバーの保護者の皆様に、お願い申し上げます。
『少々のことで、練習を休ませないようにお願い致します。』
中には、ゴネれば休めると味をしめてしまっている生徒もいます。
1週間にたった1回の練習にあれこれ理由をつけて、休む者が将来どうなるでしょう？
少し痛いから休む？
格闘技は痛みの伴うスポーツです。
そんなことを言っている時点で強くなれるはずはありません。
強くなる夢なんて持たずに、違う道を探した方が良いと思います。
“行きなさい”
と言っても聞かない子どもに手を焼いている保護者の皆様もいらっしゃることと思います。
保護者の皆様には、ご協力をいただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
吉沢陸
