尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2017-09-14 3:04 PM

category|日記

集中力を持続させる方法

長年運動指導していると、実に様々な人を見させていただきます。

短時間で上達する人、時間をかけて上達する人、時間をかけても上達しない人、

そもそも上達しようと思っていない人と本当にいろんな人がいます。

(楽しく汗をかければいいので上達は考えていないという方もBMCでは大歓迎です。私も楽器をしていますが、全く上達する気はありません。単に音を出したいだけです。)

私どもは「運動神経が良い」という言葉が好きではありません。

持って生まれたもの、資質というものは存在しますが、トレーニング次第で必ず運動神経は良くなります。

私どもは、運動を短期間で上達するには、運動神経よりも以前に重要なものが“集中力”だと考えています。

集中力があればスポーツは短期間で上達します。

上達の早い人は、集中力を持続させる能力が高いです。

大人でも仕事をしていても、何故か別のことを考えてしまう、子どもがスポーツや
勉強していてもぼんやりしてしまったり…これは全て集中力の問題だと思っています。

大人も子供も集中力を持続させるのは、非常に難しいことです。

逆を言うと、集中力を持続することが出来れば、スポーツでも音楽でも勉強でも、仕事でも効率を上げ、思い通りの成果を出すことが出来るということになります。

集中力は、小学生や幼児などは15分程、大人でも90分と言われています。

しかしこれは一般論で努力次第でいくらでも増やすことが可能だと思っています。

もしこれが本当なら小学校の授業は長すぎるということになりますよね?

少年野球の練習などは朝早くから夕方ボールが見えなくなるまで続きます。

これらは間違っているのでしょうか?

違います。

子どもの集中力は15分だから学校の授業は15分にしよう、となったらその子供たちは大人になって8時間働くことが出来るでしょうか?

オリンピック選手やプロスポーツ選手、囲碁や将棋のプロは、1日何時間も練習したり勉強、研究します。

プロになれる人だけが生まれつき集中力が良いのか?

そうではありません。

プロになる人、結果を出す人はすべからく努力をしています。

長時間集中力を持続出来るようになるまでは、15分おきに休憩を取ることをお勧めいたします。

集中力の波は15分周期と言われています。

では、どうすれば集中力を高め、持続するように出来るようになるのか?

それは、デッドライン=締め切り・期限を決めることです。

そして、その期限を守るクセをつけることです。

集中力が高まっている時は、神経伝達物質のひとつである「ノルアドレナリン」が活性化しています。

ノルアドレナリンは緊張感を持つと活性化されるため、

「あと○分で出来るようになるぞ!」

「あと○日で出来るようになりたい!」

と自分自身にプレッシャーを与えた方が集中力を持続させます。

このとき大切なことは、同じ期限を決めるにしても

「あと○分でやらないと…」

「あと○日で出来るようにならないとやばい…」

と「~しないといけない」という言葉を使わないことです。

義務感やマイナスな言葉(ネガティブワード)を口にしたり頭に浮かべるだけで脳の働きは鈍化します。

ノルアドレナリンも分泌されません。

デッドライン=締め切り・期限を決めるだけでなく、その締め切りを守って出来るようになると、脳はノルアドレナリンの分泌を求めるようになり、自然に締め切りを作るクセを身につけ、成功サイクルを持つようになります。

どんなに小さな目標でも締め切りを守って“実現出来た”という体験が次の“やりたい”という気持ちに繋がります。

“やらないと”という言葉が出るうちは、まだ集中力が養われていないと言ってよいです。

ましてや“いつか出来るよ”という言葉は、究極のネガティブワードです。

“いつか”というのは、非常にあいまいな言葉で、いつでもない具体的でない未来を指します。

BMC、志道会ジュニアクラスの約束の一つである

「今すぐやる」

という言葉も“今すぐ”という期限を持ってもらいたくて毎回お伝えしています。

集中力を持続する者が、何事においても他の人よりもアドバンテージがあるといっても過言ではないと思います。

私どもはせっかく大切なお金と時間をかけてジムにお越しいただくのですから、上達していただきたいと思っています。

それも短期間で。

BMC、志道会会員の皆さんには是非とも集中力持続トレーニングを意識していただきたいです。

吉沢陸

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