2017-09-15 6:14 PM
category|日記
自信を持つ方法、失った自信を取り戻す方法
自分に自信がないという人は子どもにも大人にもいると思います。
また、一時的に自信を失うこともあることと思います。
私はよく「自信満々ですね」と言われることが多いですが、自信があるかどうか?
と聞かれると、「ありません」というのが私の答えです。
自信がないから43歳になった今でも練習し続けています。
そして加えさせていただくと「自信があるかどうか考える暇がない」ということです。
格闘技や武道を早く上達させるには、
自分は必ず強くなれる、この練習をすれば自分は絶対に上達すると考え、
“自信を持って練習する”
ことが大切です。
もっと言うと
“根拠のない自信とビビりなまでの繊細な心”
が必要だと思っています。
でも、根拠のない自信を持っている人は少ないです。
では、自信を持つためにはどうすれば良いのでしょうか?
失った自信を取り戻すにはどうすれば良いのでしょうか?
特にBMC、志道会のジュニアメンバーには自信を持って練習して、早く上達する術を学ん
でいただきたいと思っています。
自信を持つ方法や取り戻す方法を探したり、どんな自分でも許し認めてくれる誰かに頼る、
自信をなくした原因を忘れるために大酒を飲む、誰か他人に責任を押し付けるたり人のせい
にする、落ち込んで徹底的に自己否定する…。
これらは、どの行動も労力と時間だけが掛かり、建設的ではありません。
まず失った自信を完全に取り戻すには、自信を失った原因からしか取り戻すことは出来ません。
趣味などでストレス解消した場合は、ストレス解消はしても根本的な自信とはあまり関係ありません。
仕事で失った自信は仕事でしか取り戻すことは出来ません。
空手がなかなか上達しなくて、組手で負けて、自信を持つことが出来ないのであれば、他の
ことで成功するのではなく、空手で出来なかった技術が出来るようになる、組手で勝つこと
しかありません。
また褒めてもらうだけでは、一時的には嬉しいものの、本当は自分は出来ていないのに褒め
てもらっていることのギャップに苦しみます。
技術を身につける、勝つという結果を出すには時間が掛かります。
それでは、どうすれば自信を持つことが出来るのか?
その答えは、
“先延ばしにせずに完了させるクセをつけること”
です。
これはあくまでも、手段の一つであって、唯一の方法ではありません。
ジムに決めた日に行く、今月は体重を○㎏落とす、今月は出来なかったこの技が出来るよう
になる、約束を守る…というように小さなことでも結果を出すクセをつけていけば、知らな
いうちに自信を持つようになります。
私も子どもの頃に、空手道場に入門した当初は常に自信なさそうにしていた生徒が帯が上が
るごとにどんどん自信満々な人になるのを何人も見てきました。
指導する立場になって、組手を怖がっていた生徒が一度試合に勝っただけで人が変わったよ
うに自身に満ち溢れる顔になり、組手を自ら進んでする姿を何人も見てきました。
私も相当なビビりですが、海外修行を経験してからは、
「自分は何でも出来る、どこにだって行ける」
という気持ちが強くなりました。
BMC、志道会に関わって下さる皆さんには、大人も子供も格闘技、武道を通して、自分に
自信を持っていただきたいと思っています。
吉沢陸