2021-01-19 12:04 PM
category|日記
私と武道・格闘技・武術との出会い5
前回は、空手にどんどんハマりつつもプロレスラーへの憧れも強くなっていったというお話で終わっていました。
低学年の頃は、大きくて力の強いプロレスラーを単純に、
「凄いな~」
と思って見ていただけでしたが、
小学3年生の頃に、
「自分もこんな風になりたい!」
と思える選手を見つけました。
同級生たちは、タイガーマスクやアントニオ猪木に夢中でしたが、私の興味は2人の選手に注目するようになっていきました。
それが、長州力選手と前田日明選手です。
長州力選手には、その表に出す感情とそれほどたくさんの技を出す訳でもないのに一つ一つの技に毎回魅了される部分。
前田日明選手には、バシバシに脛で相手を蹴りまくる(それまでは足の裏で蹴る選手しか見たことがありませんでした)姿に憧れました。
朝は長州力選手の入場テーマソングをラジカセのおはようタイマーで目覚まし代わりにして起きていたくらいです。
そして、
「よしっ!プロレスラーになるために空手を頑張ろう」
という考え方に変わっていきました。
私が中学生になる頃には、前田日明選手は、総合格闘技という言葉をつくり出し、UWFという新しいプロレスをするようになっていました。
(UWF=ロープに振ったり、跳んだり跳ねたり、派手な技のない格闘技要素の強いプロレス)
どこかショー的要素の強いプロレスに疑問を感じ始めていた頃でしたので、どんどんUWFにハマっていくようにいなりました。
テレビでは、空手、ボクシングの試合があればそれを見て、プロレスは、新日本、全日本、UWF、FMW、WWF(現WWE)と何でも見ていました。
レンタルビデオ屋さんが、自転車で40分の場所に出来ると、毎日のようにプロレスや格闘技のビデオがないか探す日々が続いていました。
そんな時に前田日明選手率いるUWFが、シュートボクシングという投げ技のあるキックボクシングと一緒に興行をするイベントを見ました。
そのシュートボクシングを見て、私も直ぐに、
「やってみたい」
と思いました。
元々、最強と言いながら顔面パンチのない空手に疑問を感じていましたし、いつか顔面パンチルールを学びたいと思っていたので、シュートボクシングをやりたいという気持ちがフツフツと強くなっていきました。
そして、格闘技通信という雑誌を見て、シュートボクシングのジムは大阪にはたくさんあることを知ることになりました。
プロレス熱は冷めないもののレンタルビデオ屋さんでは、シュートボクシング、そしてキックボクシングのビデオも借りて見るようになっていきました。
当時キックボクシングジムは兵庫、大阪にはほとんどなく、
「やるならシュートボクシングだな」
と思うようになっていきました。
次回に続きます。
吉沢陸