強さは自主性があってこそ育まれるもの
動画の空手着の彼は、いつも自分から大人会員の強い人を見つけては、
「組手(マススパーリング)してください!」
と声を掛けては、練習相手をしてもらっています。
ジュニア空手のクラスやジュニアキックボクシングのクラスで私が
「先生と組手(マススパーリング)したい人?」
と言っても、ほとんどの生徒が手を上げることはありません。
10年、15年前の生徒たちは、全員が手を挙げて、時間が足りないので私が謝って
「来週するから、ごめんね」
と言っていたくらいですが、今の生徒たちは、痛いのが嫌なのか?怖いのか?
とにかく私とは、組手をしたがりません。
ですから彼のように自主性のある生徒とは、どんどん実力の差が開いていきます。
彼は、
「怖いけどやる」
「痛いけどやる」
から、
『やりたくて仕方ない』
人へと成長しました。
人から、
「やりなさい」
と言われてしているうちは、強くなることはありません。
自主性こそが人を強くします。
自発的に動く人のみが成長します。
BMC、志道会ジュニアメンバーには、格闘技、武道の練習を通して、私たちと関わることを通して、
自主性を身に着けてもらいたいです。
吉沢陸