卓球が他のスポーツより上達が早い理由
写真は先週の木曜日の午前中に来店された卓球のお客様です。
BMCは格闘技だけに拘りをもったジムではありません。
運動する人が一人でも増えることのお手伝いをすることがミッションだと考えています。
今までに様々なスポーツをしてきましたが、卓球はほとんどの方が直ぐに上手くなります。
それは、卓球が簡単なスポーツという訳ではありません。
考える暇なくボールが飛んできますから、直ぐに反応して打ち返す必要があります。
初心者があれこれ考えても、正しい答えは見つかりません。
ブルース・リーの有名な言葉で
「考えるな、感じろ」
というものがありますが、スポーツを上達にさせるためには、まさにこの考えが非常に大切です。
もちろん何も考えないでするのはいけません。
でも、動きながら考える必要はありません。
上達するためには、普段から、動きについて考えていれば、頭の片隅にそのイメージが残りますので、あとは自然にそのことに気づくまで練習する以外にありません。
卓球で、
「手首の角度はこうで…バックスングはこうで…ラケット面の倒し方はこうで…」
と考えている間に、相手のボールが飛んできます。
考える前に、打ち返す必要があります。
これを繰り返している間に、無意識に動きが出来るようになって、初めて
「そうか、こうすればいいんだ」
「こうなったときに失敗するんだ」
と気づくことが出来るようになります。
スポーツの上達スピードがゆっくりの人は、とりあえずやってみるのではなく、先ず頭で考えてから動く、という人が多いです。
ゴルフなどは、止まったボールを打つスポーツですので、ついつい、
「グリップはこう…バックスイングはここまで上げて…フェイス面はこうで…フォロースルーはこう、フィニッシュの姿勢はこうで…」
と打つまでの過程をあれこれと考えるために上達が遅い人が多いと思っています。
本来であれば、あそこにボールを落とす、と結果から先に考えるべきところを、結果ではなく過程のみを考えてしまうので、自ら難しいものにしていってしまう節があります。
格闘技も卓球と同じです。
あれこれと考えている間に、攻撃されてしまいます。
格闘技も本当に上達したいのであれば、実戦をしないと上手くならないということです。
話がそれてしまいましたが、卓球は上達が早いので誰もが初めて直ぐに楽しく感じることが出来るスポーツです。
東京オリンピックで益々、卓球人気は上がることと思います。
卓球を始める人が増えますように。
吉沢陸