2018-01-26 5:52 PM
category|日記
格闘技でストレス解消の本当の意味
先日
「ストレスが溜まったときはサンドバッグにバンバン、パンチを打つんですか?」
と聞かれました。
カッコつけた言い方に聞こえるかもしれませんが、私たちにとって格闘技、武道の練習は、絵描きが絵を描く、書道家が字を書くことに似ていて、作品を作っていく作業に近いです。
もっと強く打つにはどうすればいいか?
もっと綺麗な動きになるにはどうすればいいか?
もっと無駄な力を使わずに大きな力を生むにはどうすればいいか?
もっと上達が早くなる練習法はなにか?
もっと会員さんが楽しいと思う練習法はないか?
と理想に近づくために実に様々なことを考えながら行っています。
そして私たちにとって武道、格闘技は何よりも神聖なものだと思っています。
ストレス発散のためにサンドバッグを打つことなどはありません。
ストレスや怒りのエネルギーでスポーツをしてもストレスは発散されるどころか、増幅されます。
よくパンチを打ってストレス解消と宣伝文句に書かれていることがありますが、格闘技でストレス解消するのは、気持ちのいい汗がかけるからであり、集中してストレスに感じていたことも忘れ、自分磨きすることで自分の成長を感じるからです。
前向きなエネルギーでスポーツに取り組めば、練習後は更に前向きになります。
世の中、腹の立つこともありますが、パンチやキックでストレス解消をすることはしていただきたくありません。
建設的なものは何も生まれませんから。
BMC会員の皆様にも是非とも私と同じ感覚で練習に取り組んでいただけると嬉しいです。
吉沢陸