尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2021-09-18 5:50 PM

category|日記,空手

ふと思うこと

私は子ども達に運動指導をして29年になります。
年々、レッスンの現場で子ども達の集中力がどんどん低下していいっていることを実感します。
保護者の皆様には失礼な書き方に聞こえるかもしれませんが、本日のジュニア空手も白帯の生徒は、お手本を見ることが出来ない、前を向くことが出来ない、話を聞くことが出来ない、話していることを自分に言われていると思えないという状況でした。
厳しい書き方をさせていただいていますが、ジム内でご見学いただけない今、保護者の皆様にはありのままをお伝えしたいと思っています。
何年も続けている生徒の中に「正拳突きが分かりません」と言う生徒もいました。(思い出すように指導したところ何分も考えた挙句にワンツーをし始めました)
頻繁に連絡なしで欠席する生徒が今日も連絡なしに欠席していました。
私自身、様々なジャンルの勉強をし、原因と改善方法を知りたいと思い、レッスンでもあれこれ工夫していますが、
正直、答えは見つかりません。
しかし、様々な専門家の方達の言うことで一理あるのではないかなと思うことはいくつもあります。
日頃から、自分の器以上の外的刺激を受けていることの多い今の子どもたちは、なかなか一つのことに集中することが難しいのではないでしょうか。
自己主張だけして人の話を聞くことが出来ない、周囲や相手の気持ちを考えることが出来ない子どもが増えていますが(大人も)、私は話すことよりも、先ず、話を聞くことが重要だと思っています。
話を聞くことで言葉を覚え、語彙力を養います。
相手が何を伝えたいのか傾聴することで相手の気持ちを考えようとする力を育みます。
人の話を聞くことが出来るということは、他に周囲から聞こえり目に入る外的刺激の誘惑に負けない集中力を持っていると言えると思います。
ここでいう外的刺激とは、テレビ、YOUTUBE、ゲーム、SNSのことです。
何故なら成長過程に本当に必要なものではないからです。
これらの時間を毎日少し減らすだけで、人の話を集中して聞くことが出来るようになるのではないでしょうか。
お子様を預けていただているにも関わらず成長していただくことが出来ないのは、全て私の力不足ですが、週に1回の60分では非常に難しいと感じています。
各ご家庭でもお子様の特性を見極め、ご指導、改善いただけますよう、お願い申し上げます。
吉沢陸