尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2023-01-05 9:04 AM

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ふと思うこと

年々、ジュニアメンバーの語彙力が低下していっていることを危惧しています。
この学年で知っておくべきであろうという言葉を知らない生徒が多すぎますし、
説明が極端に下手、話しかけると場面緘黙賞のように固まって何も話すことが出来ないという子どもが増えていることを現場で強く感じます。
私の経験からだけの話になりますが、過去に在籍していたジュニアメンバーで保護者の方が「家では本ばかり読んでいる」という子どもほど、語彙力が低いです。
恐らくその子は、話すことをしなくてもいい本の方が良いのだと思います。
ふと「うちのジュニアメンバー達はしりとりをした方が語彙力が上がるのかも?」と思ってしりとりについて調べてみました。
すると、やはり『しりとりは年齢を問わず考える力や語彙力をアップしてくれる』と書かれているものを多く見つけました。
ゲームやSNS、LINEなどで、子どもだけでなく大人も話すこと自体が減っていることに加え、世の中が〇〇ハラスメントという言葉で人にプレッシャーを与えないことが増えていることが語彙力を低下させているのだと思います。
メディアにも出られているという、高橋公英氏という教育者のWEB上のコメントによると、
「見聞きした言葉をしりとりで実際に使うことによって「使える言葉」として定着し、語彙力が上がる」
と書かれていました。
今の時代は楽しいことがたくさんあります。
しりとりなど時代錯誤だと思う方の方が多いと思いますが、語彙力が低い、説明が出来ない、話すことが出来ないというのは、社会人になってから非常に困ると思います。
いいえ、社会人になることが出来ないかもしれません。
「まだ〇歳だから」「緊張して」「シャイなので」「大人になれば自然に治る」という考えは危険だと思います。
小学生の頃に私から格闘技を学んでいた生徒で今、大人になった元生徒がたまにジムを訪ねてきますが、大人になった今でも何を言っているのか全く分からない元生徒もいます。
BMCジュニアクアラスに関わるメンバーには、スポーツ・武道・格闘技の技術だけでなく、生きていくために必要なものをしっかりと学んでいただきたいです。
吉沢陸