姿勢とスポーツの上達、姿勢と学力
お子様の姿勢の悪さと運動能力、学力は正比例します。
はじめからハッキリと申し上げて恐縮ですが、これは本当のお話しです。
運動指導と整体の仕事を始めて25年。
“どうすれば上達が早くなるか?”
を一番に考え、様々な勉強をしてきました。
お子様のスポーツの上達が遅いと保護者の皆さんから
「この子はどんくさいんです」
「この子は運動神経が鈍くて…」
という声を聞くことがあります。
確かに、運動神経というものは存在します。
でも、運動神経はやればやるほど必ず良くなります。
(良くなる前に諦めて辞めてしまう人が多いですが…)
私どもは、運動神経のことを考える前に、日頃のお子様の姿勢に着目していただくことをお勧めしています。
なかなか上達しない生徒には姿勢が悪いという共通点があります。
私の25年の指導経験から申し上げると、指導をしていても、私たちから
「背中を丸めない」
「休め(片足に体重を乗せる)の姿勢で話を聞かない」
「体が斜めに向いている」
と指摘を受ける生徒は上達が遅い傾向にあります。
これは、体が歪んでいると同じ姿勢でいることが苦痛になるので、集中力がなくなるためです。
スポーツも勉強も集中力が低ければ向上させるのは難しいです。
「勉強しなさい」
「集中してやって」
と言ってもお子様が、どうすれば姿勢が良くなるか分かるはずがありません。
フロリダ大学の研究で、良い姿勢は「記憶力」を呼び起こす力が高い、という研究結果を出したという話を聞いたことがあります。
簡単に申し上げると、年齢にかかわらず、
「同じ姿勢を取り続けることが出来る能力」
は、記憶を呼び戻し、記憶を長持ちさせる効果があるという内容です。
この内容からも、姿勢とスポーツ、学力の向上が密接な関係があることが分かります。
体が歪んでいれば、疲れやすい体であるとも言えます。
歪んだ体でスポーツを続ければ、上達しないだけでなく、スムーズに体を動かすことが出来ないので、怪我や障害を引き起こす確率も高くなります。
他にも、姿勢とスポーツや学力の関係を研究した内容はネットにたくさん出てきますので、興味のある方は「姿勢と学力」「姿勢とスポーツ」と検索してみてください。
もちろん体の歪みのチェックもBMCで行っています。
チェックだけでなく、体の歪みの矯正も私どもの得意とするところです。
まずは、お子様だけでなく保護者の皆様も以下の内容をチェックしてみてください。
1、左右で耳の高さが違う
2、左右で肩の高さが違う
3、座って足を延ばしたときに左右で足の長さが違う
4、両足をピタッとくっつけて、後ろに振り返ってみて左右で振り返り難い向きがある
…いかがでしょうか?
まだまだチェックする方法はありますが、本格的にチェックしたいという方はスタッフに声を掛けてくださいね。
大人の仕事力も姿勢と大いに関係あると思います。
吉沢陸