2024-02-06 8:45 AM
category|今日の健康情報
運動神経に良いも悪いもありません
何度もお伝えしますが、運動神経に良いも悪いもありません。
運動神経というのは、脳が運動せよと命令をしたときに各筋肉に命令を伝達させるための神経の総称です。
誰もが持っているもので、その運動神経に対し評価する基準もありません。
俗にいう「運動神経が良い」というのは正しくは『運動能力が高い』と言った方が良いと思います。
運動能力の高さは、生まれつきでも、親からの遺伝でもありません。
「どれだけのたくさんの動きをしてきたか」「どれだけ運動してきたか」で決まります。
「生まれつき運動神経悪くて…」「親も運動苦手でそれを受け継いでしまって…」と言うのは、運動を避けたい、運動が苦手な人の言い訳に過ぎません。
運動能力は3~6歳で決まると言われていますが、それも迷信です。
日本人は、どこの誰が言ったか分からないことを信じすぎです。
「皆が言ってる」ことは正しいと思う、「皆やってる」ことは自分もしないといけないと思う感情は、日本人の遺伝子に組み込まれています。
(この理由もブログに何度も書いていますが、また再度改めて書きたいと思います)
運動能力など、幾つになっても向上させることが出来ます。
テレビで見たことがありませんか?
今まで運動したことがなく60歳過ぎてから始めた運動で日本一になった方たちを。
80歳を過ぎてから始めた競技で世界レベルになっている方たちを。
運動能力を上げたいのであれば、同じスポーツだけをするのではなく、偏ったトレーニングをするのではなく、いろんな種類の運動をする必要があります。
これも日本人の悪いところですが、「いろいろやると全部中途半端になる」というのも間違った認識で、やらない人の言い訳です。
もし、いろいろやると何もものにならないのであれば、子どもの習い事は1つだけにすべきです。
小学校の科目は1つだけにすべきです。
「いやいや、私はいろんな運動してきましたけど運動神経悪いですよ」
という人もいらっしゃると思います。
でも、それって時間や量と頻度、期間はどれくらいですか?と聞きたいです。
多くの人が、早く効果を求めすぎです。
そんな簡単に出来るようであれば、誰でもプロスポーツ選手になれますよ。
プロスポーツ選手と同じ練習、トレーニングをしても運動能力が向上しなかったといことはありませんよね。
そもそも、プロスポーツ選手がどんな練習やトレーニングをどんな時間、どれだけの負荷を使って、どれだけの量を週に何回おこなって、何年間継続させて出来るようになったかなんて知りませんよね。
必死にやってもなかなか効果が出ないのが、運動やスポーツです。
必死にやっていてもひょっとすると、そのやり方が間違っているかもしれませんしね。
とにかく「運動神経が良い悪い」という言葉はこの世から消えてなくなってもらいたいです。
こんな言葉があるから、言い訳に使うし、出来ない人は劣等感を感じ、努力を継続するということが出来ない人が増えるのだと思います。
「運動神経悪いから」「運動が苦手だから」ではなく、代わりに「私はあまり運動して来なかったから」「私は一つの運動しかしてこなかった」「私は一所懸命してこなかったから」「私は継続してこなかったから」という言葉を使う方が正しいですし、潔いです。
運動能力は誰もが高くすることが出来ます。
但し、毎日、努力することが出来ればの話です。
吉沢陸