尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2021-05-04 10:00 AM

category|今日の健康情報,筋トレ

トレーニングの原則

先日は、トレーニング3つの原理をご紹介しました。
本日はトレーニング5つの原則をご紹介します。
 
1.漸進性(ぜんしんせい)の原則
筋肉を増やしていくためには、同じ負荷でずっと続けるのではなく、徐々に負荷を高くしていくことが必要です。
これを漸進性の原則といいます。
負荷を高めるタイミングの判断が非常に難しいので注意が必要です。
急激に不可を高めてしまうと怪我や障害の原因となるだけでなく、効果が減少してしまう原因にもなります。
少しずつ段階を経て負荷を増やしていくことが、トレーニングの効果を大きくしてくれます。

 
2.全面性の原則
練習にしてもトレーニングにしても、得意なことや好きなことだけばかりする人が多いです。
男性であればベンチプレスで胸板を厚くすることやアームカールで二の腕を太くするといった筋トレだけをする人も多いです。
偏ったトレーニングは、体のバランスを崩し、パフォーマンスの低下、怪我、障害の原因になります。
特に上半身の筋トレばかりして下半身のトレーニングを行わない人は腰痛になりやすいです。
筋トレだけでなくスポーツの練習でも非常に重要なことです。
部分痩せも原理的にはほとんど不可能ですので、気になる部分だけをトレーニングすることもお勧め出来ません。
これは練習内容や筋トレだけでなく、筋力、持久力、柔軟性、巧緻性、俊敏性、平衡性(バランス能力)と幅広い内容で考える必要があります。
 
3.意識性の原則
トレーニングの原則のお話を初めに書いた際にご紹介したのが、意識性の原則です。
このトレーニングはどこを鍛えているのか、そのトレーニングがどんな意味を持っているか。
これらを十分に理解した上でトレーニングすることで初めて効果が出ます。
 
4.個別性の原則
筋力、持久力、柔軟性等の体力には、個人差があります。
よくテレビなどで紹介される誰にでも効果があるというトレーにニングは厳密には存在しません。
性別、年齢、身長、体重、運動歴、スキルレベル、既往歴、身体組成と全てが同じという人は誰1人いません。
そのため、厳密に言うとトレーニングの内容も皆同じではいけません。
日本は長くグループレッスンの習慣が続いていますが、パーソナルトレーニングジムが増えている理由は個別性の原則が守られるためでもあると思います。
目的、目標、期限を個人に合わせて練習、トレーニング内容を決める必要があるということです。
 
5.反復性の原則
練習、トレーニングの効果を出すためには、正しい回数、頻度で行う必要があります。
どれだけ効果的なトレーニングでも数回やっただけで効果は現れません。
週に1回だけや気が向いた時にだけしたところで効果はありません。
反復して継続することで、はじめて効果が現れます。
当たり前のことですが、何事も継続しなくては意味がないということです。
 
練習やトレーニング、ダイエットの効果が思うように出ないという方は、トレーニングの原理と原則を読み返して見て、内容を改善してみてください。
吉沢陸