尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2019-07-26 9:20 AM

category|日記

文に親しみ知力(智力)を練る

私が子供の頃に通っていた、空手道場には、
“道場訓”
というものがありました。
練習前には、必ず毎日、師範の読む道場訓を追うようにして、大声で皆で一緒に道場訓を復唱していました。
正直、低学年の頃には、
「どういう意味だ?」
と訳も分からず、言っていましたが、良い言葉は心と脳に残るもので、
自然に道場訓で言っていたことを、するようになっていきました。
今でも、一番、深く刻み込まれているのは、
『文に親しみ知力(智力)を練り、実技と理論を統一させること』
という道場訓です。
「文に親しみ」
とは、本を読みなさいということです。
私は、空手だけでなく、格闘技の先生たちや尊敬する先輩たちが、どんな本を読んでいるのかを聞いて、
子どもにも難しい内容の本でも何でも読みました。
ようは、
『ただ練習しているだけでは強くなることは出来ず、強くなるには、頭が良くなくてはいけない。
本を読むことで、先人達の知恵を知り、自分の知恵にしなさい。そして読むだけでなく、知識を得るだけでなく、その知識を智力(知恵)に変えることによって、実技と理論を一致させる必要がある。練習で体を動かすだけでもダメ、理屈ばかりで頭でっかちもダメ』
ということです。
『知力』
とは、物事の道理を判断し処理していく能力。物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。
です。
『智力』
とは、学問や知識を積み重ねただけのものではなく人生の真実を悟り、物事の本質を理解する能力、または知識を正しく使用できる実践的な英智。
です。
今の時代は、大人も子供も本を読むことが少なくなってきました。
私個人的には、スマホやタブレットで文章を読むのと、本を読むことは違うと思っています。
ソフトバンク創業者である孫正義氏は5年で3000冊の本を読んだといいます。
楽天の三木谷社長は、毎年1年間で500冊以上の本を読むそうです。
私は、1か月に20冊~30冊ととまだまだですが…。
読書に惜しみなく投資する人と、本を買っても「時間がない…」と読まずんい、書籍代をムダにする人、
そもそも本を読まない人とでは、将来はどのような違いがおこるでしょうか?
最近では、読書感想文の書けない子どもも増えています。
大人も子供ももっと本を読むべきではないでしょうか。
私たちBMCスタッフは、運動を勧めるとともに、読書も声を大にしてお勧め致します。
吉沢陸