尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2018-07-22 10:18 AM

category|日記

格闘技、武道を学ぶ本当の理由

長文になります。
愚痴を書いていると感じる方もいらっしゃることと思います。
予めご了承下さい。

ご批判も覚悟し、会員の皆様にお伝えしたくて私の想いをお書きします。

私が一番嬉しいのは格闘技仲間が増えることです。

私が一番悲しい、寂しいのはBMC会員様が退会(辞められる)される時です。

もちろん、私達の接客やサービス、レッスンに不満を感じて辞められる方もいらっしゃることと思います。

どれだけジムのことを気に入って下さっていても、引っ越しや残業、家の事情、他の習い事…etcと理由は様々ですが、やはり会員様はいつか辞めていかれます。

仕方のないことなのですが、一番残念なのが、ジュニア会員の生徒が辞める時に、親御さんがフロントに退会届を書きに来られ、当の本人である生徒が来ない時です。

先日も、5年間ジムを続けた中学生の生徒のお母様が退会届を出しに来られました。
BMCは、退会届を出した翌月末を持って退会となります。
ようは8月分の会費はお支払いいただくことになります。
でも、その生徒はもう来ないとのことです。

私達が「長く続けてくださったので最後にご挨拶させていただき、これからのエールを送りたかったです」というと
そのお母様は「息子は多分、来ません」という返答でした。

ジュニアクラスでは、日頃から、自分のことは自分でする、始まりと終わりをきちんとする、特に終わりよければ全てよしなので最後をきちんとするように、という指導をさせていただいています。

各ご家庭で指導方針は異なることと思いますが、嫌々通っていたお稽古でも、最後は本人同席で辞める理由と今までありがとうございました(思っていなくても)と言葉にするべきだと思います。

彼は武道を通して何を学んで来たのか?

と思うと同時に、私達の指導力がなかったと反省させられます。

でも、こういう子どもが大人になって働きだしたときに、会社を辞める時に親に連絡してもらったり、LINEのメッセージ1通で会社を辞めるような人になってしまうのではないのか?
と思ってしまいます。

親御さんには引っ張ってでも連れてきていただきたかったです。

退会届も出さずに、会費が引き落とされないように、口座の残高を0円にして、まったく連絡もしないまま去っていく会員の方も非常に多いです。

未払い分の会費を支払われないまま、去っていく会員様もいらっしゃいます。

(退会時に未払い分があるとお伝えしたところ、学校の先生や警察官の方で、ジムに来てなかった期間の会費をなんで払わないといけないんだ、とごねた人も何十人もいます)

そんな方達から比べると、きちんと退会届を出しに来られるだけで、きちんとされているのですが、生徒に長年の指導が伝わらなかったことが悔しいです。

先日のジュニア空手のクラスでは、まずこの話から始めました。

自分が辞める時はどうすべきか?

仲間であったその生徒に街で出会ったら何と声をかけるか?

ちなみにその生徒には、他の生徒達が居残り練習で出来ないことを仲間たちがたくさんの時間を使ってサポート、指導してくれていました。

長年、教えてもらった先輩たちに、ありがとうございました、という言葉を伝えてもらいたかったです。

子どもの頃の習慣は一生ものだと思います。

今回は1人の生徒の例を出しましたが、過去を振り返るとこういう生徒は何人もいます。

子どもの頃の習慣は一生ものと書きましたが、相反して人はいつでも変わることが出来る生き物だとも思います。

今出来なくてもいい、今ヘタレでもいい、今根性がなくもいい、でも自分を変えることから逃げる、自分を成長させることを諦める、そんな人になってもらいたくないです。

子どもだけでなく、大人も自分のしたことは必ず自分に返ってきます。

あの時、不誠実なことをしたという気持ちは永遠に自分の心に残り無意識の世界で自分の足を引っ張ります。

BMC、志道会は、格闘技の技術だけでなく、人として大切なことを学ぶ場になれるよう、先ずは私が努力します。

とめどなく書いてしまいましたが、BMC会員の皆様、今後ともボクシング&スポーツジムBMCをどうぞよろしくお願い申し上げます。

吉沢陸