2022-05-05 7:02 AM
category|日記
今年は本当に卒業生が多いです
春は出会いと別れの季節と言いますが、今年は本当に別れの多い年です。
長年続けてくれたジュニア時代から在籍している10年戦士達が進学を機にBMCを卒業していきました。
彼女もその一人です。
彼女は私がまだ、つかしんと塚口で空手の教室をしていた頃に小学1年生の時に来てくれました。
昔は様々な場所で支部活動をしていましたが、BMCだけに集中するため全ての支部を閉講したところ、彼女もBMCに通うようになってくれました。
ほとんどの生徒の体験に来た日のことを覚えていませんが、彼女が体験に来た日のことは、今でもはっきりと覚えています。
「小学1年生の女の子でここまで負けず嫌いな子がいるんだ」
と驚かされました。
普段の彼女はおとなしく、まさに文武両道で空手はもちろんん、他のスポーツも勉強もよく出来ます。
負けず嫌いと言いますか、素晴らしい向上心を持っている人であることは、体験の時に直ぐに分かりました。
持ち前の向上心で彼女は、過去18年の志道会ジュニア空手の歴史の中で、最短スピードで黒帯になってくれました。
その頃は、確か3か月に1回昇段試験を行っていたと思います。
私が指導したことは、ほとんどのことを1週間で出来るようにしてくる姿に私も触発されて、「今日は彼女に何を教えようか?」とどんどん技術の引き出しを開いていきました。
この頃が、一番、私自身が子供の頃に練習したことをよく思い出していました。
彼女に一度聞いたことがあります。
「どうして、そんなに負けず嫌いなの?」と。
彼女の答えは、「先生に出来て自分に出来ないことが悔しい」「先生に出来るなら自分にも出来るはずと思うからです」と。
私はハッとさせられました。
私がよく言う「人に出来て自分に出来ないことはない」という言葉は、彼女に教えてもらった言葉です。
彼女は、レッスン時の筋トレも一番に終わらせて、必ず毎週「先生、今日はミット持ってもらえますか?」と声を掛けてくれました。
私にミットを持ってもらった方が上達が早いことが分かっていたんですね。
そして「今日は組手出来ますか?」とも声を掛けてきてくれました。
初めて出場した組手大会以外のほとんどは優勝して、MVPだったと思います。
間違いなく、4~7年程前の志道会ジュニア空手は、彼女が牽引してくれていました。
過去の黒帯の中でも技術の高さは最高で、私が指導した技術の量も最も多いです。
彼女はジュニア空手だけでなく、以前は毎月開催していた、バク転教室。バク転教室のアシスタントもお願いしていました。
教室が終わればコンビニに一緒に行って、お礼にお菓子を買ってと本当に楽しかったです。
中学に進学してからは、大人のキックボクシングクラスに移籍してBMCを続けてくれていましたが、この春、高校生になり、部活等で忙しくもなり、レッスンに間に合わないため4月で卒業となりました。
9年間以上いてくれて当たり前の存在が、いなくなることは非常に寂しいです。
今まで送り迎えをしてくださっていた、おばあちゃん、お母様にも本当に感謝です。
今までありがとうございました。
本当に大きくなりましたね。
(親戚のおっちゃんみたいな感じですが)
今まで続けてくれてありがとう。
あなたは何をしてもきっと成功しますよ。
また、格闘技がしたくなったら来てください。
この人生は夢だらけです。
これからの人生頑張って!
吉沢陸
こちらは彼女が小学6年生の時です、ジュニア空手を卒業した時の写真です。
こちらは先日、撮影した高校生になった彼女です。
これらの動画は恐らく彼女が小学3年生の頃の練習です。
最近の彼女です。