私が、フィリピン武術のカリに出会ったのは、18歳の頃です。
それまでは、空手、キックボクシング、ボクシングと打撃系格闘技しかしていませんでしたので、
武器術に興味を持ったことがなっかたのですが、何度も勧められたので、
「とりあえず1回だけ練習に参加してみよう」
と思い参加しました。
初めてカリを学んだ時の感想は、
「こんな難しいこと出来なくてもいい」
でした。
基本練習にすらついていくことが出来ず、
「1回だけでいいや」
と思っていましたが、その後も執拗に誘わるので、練習に参加していたところ、
自分の中で、何かが変わってことに気づきました。
それは、キックボクシング、ボクシング、空手をする時の角度と距離の感覚が変わったことでした。
武器術は、1回でも攻撃が当たるとその場で戦いは終了します。
軽くかすっただけでも痛くて動くことも出来ませんから。
それまで私がしていた武道・格闘技は、攻撃を受けても、効いていなければ、戦いは継続しました。
パンチをもらうことを想定して首を鍛え、ボディへの攻撃が来ることを想定して腹筋を鍛えていましたが、
武器術だといくら鍛えたところで、1発攻撃をもらうだけで終了です。
ここから、ボクシングやキックボクシング空手でも、
『攻撃をもらうことなく、一方的に攻撃を当てる技術を身に付けよう』
と考えるようになりました。
そうすると、今まで見えてこなかった、角度や距離のことが理解出来るようになり、
スリッピングやウィービングも飛躍的に上達しました。
それだけでなく、新たに別の武道・格闘技を始めても、直ぐにその真似することが出来るようになりました。
動画は、一刀流ですが、カリには、二刀流、素手、刀、槍、盾の技術もあります。
そして、様々な武器術にも興味を持つようになり、日本の古武術も学ぶことになりました。
フィリピン武術のカリを本格的に学ぶことが出来るジムは、日本にそれほどありません。
BMC会員の皆様には、是非、このフィリピン武術カリの魅力に触れていただきたいです。
そして、尼崎にもっとフィリピン武術カリを広めていきたいです。
吉沢陸
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