尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2023-02-27 8:46 AM

category|子ども体操教室

そもそも運動神経というものはありません

動画は先週の水曜日のBMCの子ども体操教室です。
側宙の練習と連続逆上がりの練習です。
「私は運動神経が悪いから」「うちの子は運動神経がないから」
という言葉をよく耳にしますが、そもそも運動神経という名前の神経はありません。
運動神経というのは、体の筋肉(内臓も含む)を動かすための命令を伝える神経の総称です。
そして、生まれつき運動神経の良い人、生まれつき運動神経の悪い人はいません。
では、何故、運動神経が良い、悪いという言葉が出来てしまったのか?
それは、運動が苦手な人の言い訳として使われるようになったからだと思っています。
運動の得意、不得意は、単なる、運動体験の数です。
いかにいろんな体の使い方、運動、スポーツをしてきたか、ということです。
ですから、正しくは「運動神経が悪い」ではなく「運動をしてこなかった」「運動することが少ない」「運動に対して苦手意識を持っている」という言葉が適切です。
子どもで言うと、親や周囲の人の使う言葉や考え方に大きな影響を受けます。
「あなたは運動神経が悪い」「まだ〇歳だから出来なくてもいいよね」「もうちょっと頑張ろうか」
という言葉は、子どもたちの運動能力向上を妨げます。
・「あなたは運動神経が悪い」→「だから自分は運動が苦手なんだ、生まれつきなら仕方ない」
・「まだ〇歳だから出来なくてもいいよね」→「そうか、自分の年齢では出来ないのが当たり前なんだ」
・「もうちょっと頑張ろうか」→「ちょっとってどれくらいか分からないけど、ちょっとだけでいいんだ、出来るまでやらなくていいんだ」
と潜在意識に植えつけられるようになります。
あとは、親が努力している姿や出来る姿を見ていればよいのですが、できもしないのに偉そうに指導していると子供は「あんたもできないじゃないか」と反発してやらなくなります。
一所懸命しない、努力しない、サボることは親御さんからの指導や注意が必要ですが、技術的なことはあまり厳しく言わない方が良いです。
親も間違っている技術を伝えることも多いですし、指導者とは異なったことを伝えることで子供たちが混乱する場合もあります。
お子様の運動能力を向上させたいのであれば、
・運動体験を増やす
・日頃からいろんな体の使い方をする(これは追ってまたブログで詳しく書きます)
・日頃から素晴らしいパフォーマンスのアスリートの動画を見せる(親や周りの同級生や友達が出来ないのを見ていると、出来ないのが当たり前という思考になります)
・日頃からお稽古スクールの方針や考え方を伝え、指導者と違ったことを教えない(YouTubeなどにハウツー動画がありますが、10人の指導者がいれば10通りの指導法がある上、嘘や間違った方法を堂々とアップしているものもありますし、いろんな話を聞くとどれが正解か分からなくなり考えすぎて逆に下手になる場合があります)
といったことが基本になります。
私どもは、通ってくれている子どもたちには、最低でもクラスで一番、足の速い、運動能力の高い子になってもらいたいと思っています。
他の人に出来てお子様が出来ないことなど一つもありません。
吉沢陸

 

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