2021-10-25 8:33 AM
category|プロレス
プロレスの投げ
動画は先週の火曜日のBMCのプロレス教室です。
プロレスは演劇のようなものでお客さんに見ていただくショーです。
ですから、お客さんに何をしているのか、どこかにダメージが加わる技なのかが分かるように見せる(魅せる)必要があります。
投げ技は自分と相手との距離を取る時以外は基本的に持ち上げた場所に落とします。
常にリング中央で技をかける必要があります。
例えばこの技であれば、相手を遠くに投げてしまうとロープに当ててしまう可能性があります。
プロレスのロープは100キロ以上の選手が乗っても大丈夫なくらいですから、鉄のワイヤーで出来ており、
素人がロープワークすると肋骨が折れてしまうくらいです。
(ボクシングのリングのロープとプロレスのロープは異なります)
投げ技で相手をロープに当てると大怪我をさせてしまう可能性がありますので、持ち上げた場所に極力近い位置に落とすように持ち上げた側が前に出るように投げます。
これが非常に難しいです。
ボクシングの練習でプロでも世界チャンピオンでもジャブを何万回も練習するように、プロレスでも一見簡単そうに見える技でも、
何万回も練習しないことには魅せる動きになることはありません。
今週も鍛えてまいりましょう。
吉沢陸