2022-07-16 8:18 AM
category|キックボクシング
骨が折れても練習を休まない
動画は今週の木曜日のBMCのジュニアキックボクシングのレッスンです。
ブログタイトルは、私の口癖でもあります。
これは、私が小学生の頃に生まれて初めて骨折した時に空手の先生(館長)に
「腕を骨折したので練習は見学させてください」
と言った時に言われた言葉です。
館長は、
「どうして?反対の腕が動くならその腕で練習すればいいし、足が動くなら蹴りの練習をすればいい」
と仰いました。
私は心の中で「この人、無茶苦茶や、頭おかしい…」と思いましたが、館長のことが無茶苦茶怖かったので、「は、はい、分かりました」と言って練習に参加しました。
空手の館長にもボクシングジムの先輩にも「骨は折れるためにある」と言われていました。
そういう考えが当たり前の場所にいると、自分も同じ考えになっていきます。
ジュニアクラスでも「人にうつす病気でないとき以外は休まないこと」と伝えていますが、動画の彼は小学1年生ながら、頭に3針縫う怪我をしたにも関わらず練習に来てくれました。
もちろん、血流が良くなると患部の炎症が進むかと思い、筋トレ等は見学してもらい、ミット打ちだけフォームの練習として、ゆっくりと動いてもらいました。
素晴らしいですね。
本人も親御さんも素敵だと思います。
コロナの影響でちょっとしんどいだけで簡単に休むことができるようになり、サボりたいがために体調不良だという子どもも大人も増えていると思います。
学校にも行ったのに練習の時間だけ体調不良になって休む生徒が本当に多い中、このような生徒がいてくれることは、本当に嬉しいです。
彼は益々強くなるでしょうね。
このことは、他のジュニアクラスのメンバーに伝えたいと思います。
心に響かせてくれるかどうかは分かりませんが…。
私達、武道家、格闘家は普通の感覚では強くなりません。
吉沢陸