何故、小学校で逆上がりをするかご存知ですか?
突然ですが、皆さんは、何故、小学校の体育で逆上がりの指導があるかをご存知でしょうか?
世の中には、一見意味がなさそうなことにもきちんと意味と存在理由があります。
小学校で逆上がりをする理由は、
『適度な難易度であるから』
です。
詳しくご説明すると、
諦めずに何度も練習すれば誰でも出来るようになる、という小さな成功体験とすること。
努力すれば報われる、という行動する、努力することの大切さを学ぶこと。
これらに対して、逆上がりは適度な難易度であるためです。
これが出来たのだから自分は努力すれば何でも出来るようになる、他のことにもチャレンジする気持ちを育み、真の意味で自己肯定感を持つためです。
何よりも、成功する喜びを知ってもらうためです。
ですから、絶対に逆上がりも出来ない子どもでいてはいけないのです。
お子様が、逆上がりが出来ないのであれば、公園かどこかで親御さんが付き合って出来るまでやらせてあげてください。
しんどいことをするのであれば、苦手なことをしないと出来ないのであれば、出来ないままでいい、という子どもが年々増えていく中、絶対に学校で指導することを辞めていただきたくないものです。
逆上がりよりも簡単なことが出来るようになっても自信を持つことも、成功する喜び、チャレンジしようとする向上心を持つことはないと考えた国が学校教育の中に導入したものです。
単に指導したという結果を残すだけでなく、全員に出来るようになるまで指導していただきたいです。
BMCのジュニアパーソナルトレーニングにも、年々「逆上がりの指導をして欲しい」という方が増えますが、ビジネスとしてはありがたいと思っていますが、
「そんなこと人に習うことですか?」「自分で練習して出来るようになるじゃないですか」と言うのが私の本音です。
多くの子ども達、そして学校の先生、保護者の皆様に逆上がりが出来ることの重要性を知っていただきたいです。
吉沢陸