2019-09-11 9:42 AM
category|日記
スポーツの練習や勉強を継続させる秘訣3
私の周りには、勉強の出来る人が多いです。
英語がペラペラの人、TOIECが900点以上の人、京大出身、灘高校出身と話していても引け目を感じるような人ばかりです。
そんな方たちに、
『勉強を継続させるコツ』
を聞くと、ほとんどの人が、先ず言うことが、
「とりあえず勉強を始める」
ということです。
勉強の出来る人は、やる気などに頼って勉強することはありません。
“やる気があるか?やる気がないか?”
ということは、非常にレベルの低い議論です。
何せ、世の中にやる気のない人は、存在しませんから。
そして、やる気がなくても、人はやれば必ず出来るようになる生き物です。
私は、子供の頃、プールが苦手で、顔を水につけることもビビッて出来ないような子どもでした。
無理やりスイミングスクールに通わされることになり、何年も嫌々通っていましたが、
嫌であろうが、何であろうが、無理やりにでも何時間も泳ぎ続けさせられていると、泳げるようになるんですよね。
結果、私は、ジュニアオリンピックにも出場しています。
人が何かを体得するのに、やる気などは必要ありません。
…話を戻します。
そして、その頭の良い人たちからは、興味深い話を聞くことが出来ます。
それは、
「勉強を切りの悪いところで中断する」
ということです。
頭の良い人は、変に根性を出して、出来るまでやることはありません。
(※ここで注意すべき点は、諦めるのではなく、単に中断するということです。基本的に“出来るまでやる”という姿勢です)
これは、
『ツァイガルニク効果』
と呼ばれ、ドイツの心理学者が提唱している考えでもあります。
要は、
『達成された課題よりも、達成されなかった課題や中断している課題の方が記憶に残りやすい』
ということです。
頭の中に気になって残っていると、ふとした時や、勉強を再開した際に効率よく学習が進み記憶に残るということです。
頭の良い人は、
“1時間勉強してから休憩をする”
と一度決めると、解いている問題が途中であっても、「この問題を解いてから休憩する」とはならずに、
きちんと1時間経ったところで休憩します。
これはスポーツでも同じことが言えます。
スポーツでは、根性論が根強く残っていますが、根性だけではどうにもなりません。
根性が必要な時は、最後に自分に負けないための踏ん張る時だけではないでしょうか。
スポーツの練習や勉強を継続させる秘訣の3つめは、
『とりあえず始めること』
『切りの悪いところでも中断すること』
です。
吉沢陸