2019-08-05 8:42 AM
category|日記
子どもが、生き物を飼うことのメリット
年々、子どもたちが、自分以外には興味がないのでは?
と感じることが増えています。
同じクラスのメンバーが辞めても
「〇〇くん、最近来てないけどどうしたんですか?」
「今日は、〇〇くんは休みですか?」
という質問を聞くことが年々減っています。
レッスン終了後に、
「今日、誰が休みだった?」
と聞いても全く答えることが出来ない生徒も多いです。
1年以上一緒に練習していて、仲間の名前を全く覚えていない生徒もいます。
「このままでいいのか?このままでいいはずがない」
と強く感じます。
そういう生徒を見ると、
「学校ではどんな生徒なのだろう?」
「家で親御さんから何と言われているのだろう?」
と思うと同時に、
「生き物を飼った経験とかあるのかな?」
という疑問が湧いてきます。
“子どもの頃に、生き物を飼ったことがある経験があるとないとでは、大人になってから大きな違いがあるのでは?”
と思っています。
ペットは可愛いだけでなく、餌代も掛かりますし、犬であれば、ワクチンの接種も必要になります。
去勢が必要になることもありますし、病気や怪我の際には、人以上に治療費も掛かりますので、
経済的にもそれなりに余裕がなければ、飼育は難しいことと思います。
きちんとしつけなければ無駄吠えをしたり、噛み付いたりすることもあります。
これが、どうすれば、きちんとしてくれるだろう?と相手の気持ちを考えるトレーニングになると思います。
生き物を飼育するということは命の大切さを学ぶことが出来ます。
何でもかんでも、親にしてもらっていた子どもが、自分で動物の世話をするということは責任感を学ぶことが出来ます。
ペットがどうすれば、嫌がるのか?どうすれば喜ぶのか?
生き物にしてあげた方がいいこと、やってはいけないことなど知ることで、更に相手の気持ちを考える能力が養われます。
排泄物の処理や、小屋や飼育ケースの掃除等、楽しいことばかりではなく、ペットのために自分が我慢ないといけないことも多数あります。
これで、我慢することを覚えます。
親に叱られた際には、ペットが癒しとなることもあるでしょう。
話すことが出来ない生き物達相手でも、仕草や癖などから、相手の気持ちを読み取ろうとすることが自然に出来るようになると思います。
そして、ペットの最期を看取る経験は、生き物の命には、必ず終りがあることを知ります。
これが、私たちの口癖である、
「今すぐやる」
という気持ちを持つきっかけになるのではないか?
と考えています。
夏休みで、虫取りや魚取りをすることもあるかと思います。
BMCジュニメンバーには、生き物を飼うという経験もしていただきたいなと思う今日この頃です。
でも、重要なのは、生き物の世話を親任せにしないで、自分でやらないと何の学びも成長もないということです。
吉沢陸