2017-12-05 11:05 AM
category|日記
本番前に緊張したり神経質になることは悪いことか?
何でも悩みすぎる、神経質になる子どもというテーマである人と話をしました。
本日は、BMC、志道会に関わって下さっている皆様に少し私の考えをお話し致します。
スポーツをして神経質になることは良いこと
昇段試験や試合前にナーバス(神経質)になることは、ごく自然なことです。
心配して、緊張して、十分に準備しているからこそ神経質になります。
本番の当日直前になって初めて神経質になるのは、当てはまりません。
逆に当日が迫っているにも関わらず、のほほんとしているというのは、心の底から合格したい、優勝したいという気持ちがない、もしくは、頭の中で思っているだけで実際には努力していないケースが多いです。
ごくまれに、何一つ緊張しないでもあっさり優勝する者もいますが、それは万に一人。
生まれ持ってプロ選手やオリンピック選手になれる素質を持っている人のみです。
もちろん素質がなくても努力次第でプロにもなることは出来ます。
今までに結果を出したことがないにも関わらず、本番前にのんきに構えていることが出来るというのは、良い傾向とは言えません。
社会人になってもクライアントにプレゼンしたり、上司の前で企画を発表したり、大勢のお客様の前で話すこともあることと思います。
その時に成功出来るかどうかは、それまでに緊張感を持つという体験をしてきたかどうか?
神経質になる程、真剣に取り組んできたものがあるかどうか?
そして何よりも、そうした体験が1回だけでなく、何度も体験してきたかという数に関係していると思います。
緊張に打ち勝つには、緊張した回数、緊張を乗り越えて成功してきた回数に比例します。
こう考えると、失敗させたくないと、自信を無くさせたくないという理由から、ゆる~い緊張感のない教育は間違いだと思っています。
悩みすぎて、心まで病んでしまっては元も子もありませんが、ストレスがないと人は成長しません。
ストレスを感じるということは、もっと良くなりたいという気持ちの表れです。
「もっと悩みなさい。悩んだ分だけ自分が成長出来る。悩むだけでなく具体的に行動しなさい。」
と伝えたいです。
今の学校教育、時代とは逆行している厳しい指導をさせていただいている私達ですが、今日お話ししたことを考え厳しくさせていただいています。
大袈裟かもしれませんが、BMC、志道会ジュニアメンバーが、将来日本を引っ張ってくれる存在になってくれると信じています。
吉沢陸