尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2022-03-30 9:28 AM

category|日記

お子様の思考力チェックをお願いします

ジムに入館していただく際には、手指のアルコール消毒の加えて、健康チェックと入館時間を記入していただいています。
少し前まで、ノック式のボールペンを置いていましたが、インクがなくなったので、キャップ式のボールペンに交換しました。
すると、ジュニアメンバーの多くが、キャップをの付いているボールペンを見たことも触ったこともないのか、
「先生、ペンが書けません」
「これどうやって書くんですか?」
と聞いてきました。
私が「いろいろ自由に触っていいから、壊してもいいから、触ってよく見て、考えてみてごらん」と伝えたところ、
小学4年生の生徒も3年生の生徒もじっと黙ってペンを見つめるだけで結局答えを伝えるまで分からないまま。
中には、ペンのキャップの開け方が分からないので、入館チェック表を書くのを待っている別の生徒の後ろに並び直す生徒もいました。
(仲間に「これどうやって書くん?」と話しかけることもしません)
何も言わなくても、幼稚園の年長の生徒で一瞬戸惑ってペンを見て止まる時があったものの直ぐにキャップを外して名前を書きだす生徒もいました。
この違いは一体何なのでしょうか?
普段から、何でもパパやママにやってもらっているのでしょうか。
こういう生徒達の保護者の皆さんとお話させていただくと、
「勉強は出来るんです」
「成績は良いんです」
「学校では何の問題もないんです」
「家では何の問題もないんです」
と答えられる方がいらっしゃいますが、学力と思考力、問題解決能力は全く異なります。
勉強が出来て、学校の成績さえ良ければ、こんな簡単な問題を解決出来なくても良いのでしょうか。
思考力や問題解決能力は、日頃の保護者の皆様のお子様へのお声がけやコミュニケーションの取り方によって鍛えることが出来ます。
例えば、「今日は空手だから、ちゃんと用意を持っていってよ」と言うところを、
「今日は空手だけど、道具は何を持っていくんだっけ?」と質問形式にするだけで、お子様は考える時間を持ちます。
前者では、「うん分かった」と返事だけで終了します。
(実際、何年も通っていて、拳サポ、レガースの名前をいくら言っても覚えない生徒もいます)
実際にジュニア空手のメンバーは、毎回、ノートを忘れた、ノートを持ってきたけど筆記用具を忘れた、拳サポーターを忘れたと、必ず誰かが忘れ物をしてきます。
その時の言い訳が、「ママが入れるのを忘れました」とお母さんのせいにします。
(外でお母さんのことをママと言うのも私は非常に違和感を感じます)
もちろん、その都度、自分の責任であることを指導させていただいています。
普段からお子様に対して思考させる声がけをすれば、何事にも自分で考えるようになる癖がつきます。
ネットで書籍でもお子様の思考力を養う、チェックすることができるツールはいくらでもあります。
BMCジュニアクラスに参加される保護者の皆様には、お子様の思考力のチェックをお願い致します。
思考力なくして、問題解決能力なくして、運動、スポーツの上達はありません。
吉沢陸