2020-12-31 9:53 AM
category|日記
勉強、スポーツ、仕事、何事も上達させるために大切なこと6
勉強、スポーツ、仕事、何事も上達させるために大切なことがあります。
本日は、
『感情を味方につける』
ということについて考えていきたいと思います。
私にももちろん経験がありますが、
「英単語を覚えようとしても、全く覚えることが出来ない」
「いくらの勉強をしても、全く頭に入ってこない」
「覚えたつもりだったのに翌日になるともう忘れてしまっている」
ということは誰でも経験があることと思います。
“覚えられない知識”
と
“忘れられない経験”(忘れたくても記憶から消えないものも含む)
の差はどこにあるのか?
それは、
『自分の感情が動いたかどうか』
が関係しています。
「何度も同じことを教えてもらっても覚えることが出来ない」
というのは、感情が動いてないことが非常に多いです。
BMCのジュニアメンバーによく、
「ずっと出来ないことが出来ないままなのはどう思う?」
という質問をします。
私からの質問に対して、考え込んで答えが出てこない生徒(答えたくないのか真意は分かりませんが)や
答えたとしても、「悔しいです」「恥ずかしいです」と答えるものの、その後も一向に覚えることが出来ないのは、
記憶障害や脳のメモリーに問題がない場合は、本気でそうは思っていない、と考えた方がよいです。
本当に悔しい、恥ずかしいという感情を持ったのであれば、その後の覚えるスピードは必ず変わります。
“学校や会社で大失敗して恥ずかしかったこと”
“家族やペットが亡くなったり失恋して悲しかったこと”
“無茶苦茶楽しかったこと”
“無茶苦茶美味しかった食べ物”
“無茶苦茶綺麗だった景色”
などは、忘れてしまうことは、ほとんどありません。
また、忘れたくても記憶から消えてくれないこともあります。
忘れられない記憶は感情が動いた証拠です。
新たに記憶したい知識や絶対に忘れたくないこと、少しでも早く上達させたいことには、
『学ぶ際に感情を動かす』
ことを付け加えることが重要です。
これは、意識することが自然と身に付きます。
簡単に言うと、
“リアクション上手になる”
ということです。
テレビでは、タレントさんや芸人さんたちが、オーバーリアクションを取りますよね。
私たちも同じように、覚えておきたいこと上達させたいことには、
「凄い!」
「初めて知った!」
「これを知ることが出来てラッキー!」
「面白い!」
「これが出来るようになったらライバルに勝てる!」
とオーバーリアクションし、心から感動する必要があります。
これは、実際に声を出すとより効果的です。
冷静を装って「ふ~ん」とポーカーフェイスでいることは、上達を遠ざけます。
これは、一流アスリートでも使っている選手もいます。
私の28年の運動指導経験からも、リアクションの薄い人、反応のない人(アドバイスしてもうなずきもしない)は上達しない、遅いということは間違いありません。
こちらのブログに運動性記憶という言葉をご紹介したことがありますが、ウンウンとうなずくだけでも、無反応な状態より記憶に残ります。
日頃から、
『人からのアドバイスを心に響かせて聴く』
ことが、何事も上達させるために必要な感情を動かすトレーニングになります。
勉強、スポーツ、仕事と上達させたいことがある方は、単にするだけでなく、どうすればより早く上達するかをお考え下さい。
次回に続きます。
吉沢陸