2021-07-26 7:41 AM
category|フィリピン武術,フィリピン武術 カリ アーニス シラット
分かりにくいものは日本では流行らない、でも…
先日のブログの投稿にフィリピン武術のカリは世界ではかなり広まっているが、日本ではまだまだ無名であることを書きました。
私は18歳の頃からフィリピン武術のカリを学んでいますが、その頃から何故日本で流行らないのか?どうすれば日本でも普及するのか?を考えていますが、その答えは「こうではないかな」と思いつくものの長年苦戦し続けています。
日本で流行るものは単純明快で見ている人が分かりやすいというものです。
そして、今の時代は、誰でも簡単に出来る、ということです。
既にこの2つがもう違っているので、なかなか流行らないのも分かります。
総合格闘技がいくらテレビ放送しても見る人もやる人も増えないのは、見ている側が何をしているのかが分かりにくいルールであるということだと思います。
相撲やボクシングはルールを知らなくても分かりますし、野球、サッカー、バレーボール、卓球、テニス、ゴルフ、とメジャースポーツは誰もが直ぐにルールを理解することができ、楽しく見ることが出来ます。
武術にないのはこの部分だと思います。
でも、武術にはルールがありませんので、これが非常に難しいところです。
カリの基本動作は非常にシンプルで簡単ですが、見ていてカッコイイ、やってみたいというものではないので、SNSやYOUTUBEなどの動画には殺陣やアクション、演武的な動画をアップして、やってみたいと思っていただきたいなと思っています。
でも、これも難しそう、自分には無理と思われてしまう可能性もありますよね。
武術の良いところ、楽しいところを語れば永遠に話すことが出来ますが、1回見学や体験に来たいただいた際や動画を見た時にその素晴らしさを伝えることは非常に難しいと感じています。
とにかく技術が凄い、楽しいので一人でもたくさんの方に体験していただきたいです。
吉沢陸