2021-09-16 8:49 AM
category|空手
攻撃は触ることや当てることを目的として練習してはいけません
動画は今週の火曜日のBMCのジュニア空手の組手です。
はやり上級生の組手は緊張感、迫力が違いますね。
その一番の違いは、相手を倒してやろうという気迫と攻撃自体の威力です。
ミット打ちでも本気で打つことが出来ない、自分が本気でしているかどうかも分からない生徒が年々増えていきますが、
組手で自分の攻撃を相手に触れるだけ、当てることだけを目的として練習している人で強くなれる人はいません。
言い方が少々乱暴に聞こえるかもしれませんが、相手を倒すために練習をしないと強くなりません。
そもそもポイント制の空手とは異なり、フルコンタクト空手はそういう競技ですから。
フォームの練習のためにゆっくりと弱い力でミットやサンドバッグを打つことも大切ですが、それだけではいけません。
強くなりたいのであれば、強く打たないと、強く蹴らないと。
本気でやれば、2分も3分も練習することは出来ません。
ダラダラと長い時間練習をして練習した気分になって何も変わらないのであれば、本気で攻撃を出す練習を1分~3分した方が良いです。
ジュニア空手、ジュニアキックボクシングのメンバーには、彼等二人を倒すことを目的に練習してもらいたいです。
先日、4年続けている生徒の今月の目標を聞くと「準備体操が出来るようになる」でした。
「正拳突きが出来るようになる」「カエルの逆立ちが出来るようになる」ということを毎月の目標にしている生徒もいます。
出来ない目標を立てることもいけませんが、当たり前に出来ないといけないことを目標にしたり、空手の技術でないことを目標にするだけでなく、きちんと空手の技術を目標の一つに入れてもらいたいです。
習い事の時間とお金を無駄にするんじゃない。
皆、もっと強くなれ。
吉沢陸