2023-08-17 8:06 AM
category|日記
ふと思うこと
昔からジュニア会員にも大人会員にも一定数いるのが「何故今ここでそれをしているの?」と感じる家でも出来るトレーニングをわざわざジムでする人達です。
マススパーリングの順番を待っていたり、見ていたりしている時やサンドバッグが空くのを待っている時、ちょっとした合間などであれば分かります。
また、いろんな練習やトレーニングをしているのであれば分かります。
でも、ジュニアメンバーで他の練習はせずにカエルの逆立ちをずっと練習したり、大人会員さんでレッスン以外は腕立て伏せだけをして帰ったりする人がいます。
急に腕立て伏せと逆立ちをして、サンドバッグ打ちや対人練習はしないで帰る人を見ていると、対人練習をしたくないから、他のことをやっていますからというアピールに見える時もあります。
そのような人たちに「何故、今それをしているのか?」と聞くと答えることが出来ません。
ようは「何となく」やっているのです。
「何をするか」より重要なことは「何故それをするか」です。
家では、やることが多い、また緊張感がなく家では出来ない、家ではリラックスしたいので練習はしないと決めているということもあるかと思います。
でも、ジムですべき練習は、「ジムにしかない練習道具で練習する」「仲間と対人練習する」「指導を受ける」ことです。
特にジュニアメンバーに「何で?」と聞くとほとんどの生徒が固まって答えることが出来ません。
何故それをするかという本質的なことを考えることが出来なければ、考えなければ、その人に『上達』という未来はありません。
実際に「何で今それしてるの?」「家でもできるのに」と思うトレーニングをしている人は、子どもも大人も何年経っても上達しませんし、上達しないまま辞めていきます。
子どもも大人も、もっと『何故』と考える必要があると思います。
吉沢陸