2023-03-09 9:32 AM
category|日記
ふと思うこと
教育評論家の方のコラムをよく読みます。
その中に「子どもが悔しがらない」「子どもに向上心がない」といった類の親からの相談に対して返答しているものをよく目にします。
多くの評論家の方たちが、
「その子は素晴らしい」「ナンバーワンにならなくてもいい」「オンリーワンを目指せばいい」「ありのままでいい」「出来ないのも個性の一つ」
と素晴らしいリフレーミングをしていますが、私は失礼ながら、正直、「何をきれいごとを言っているんですか。親は真剣に悩んでいるんですよ。リフレーミングして慰めて欲しいんじゃないんですよ。」と思ってしまいます。
中にはそういう親御さんもいらっしゃるかと思いますし、立場的に公の場にはきれいごとしか書くことが出来ないのかもしれません。
でも、「ありのまま」「できないまま」の自分で生きていける世界はないことはないですが、あったとしても子どもたちに選択の権利はない世界です。
やらせてもらえることだけをして生きていく、という現実だけです。
もうこれ以上、子どもたちを甘やかせるのはやめましょう。
もう子どもたちの苦手や出来ないことに目をつむるのはやめましょう。
叱るということをしないことをやめましょう。
(礼儀やマナーを知らない、相手の気持ちが分からない子どもが多すぎます。これをするとどうなるかという未来から逆算して考えることが出来ない子どもが多すぎます)
これらをやめないとどうなるか。
困るのは、親であり、子どもたちです。
ほとんどの親は先に死にます。
一人では何もできない子どもたちが、残された後、その子たちは生きる術を持つことができるのでしょうか。
子どもたちの思考力、生きる力を養わない限り、子どもたちの明るい未来も、日本の未来もありません。
やれ、コンプライアンス的にどうのこうのと言う時代ですが、先ずは大人達、親たちが変わる時ではないでしょうか。
吉沢陸