尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2020-12-28 9:03 AM

category|日記

私と武道・格闘技・武術との出会い3

空手を始めても私が、
「プロレスラーになる」
という夢が消えることはありませんでした。
空手にどんどんハマっていくものの、道場に館長がいなければ、プロレス技などを掛け合いっこしていました。
私が初めに学んだ空手は、今の時代では考えられない練習がたくさんありました。
入門したその日に
「空手の怖さを知っておかないといけない」
と訳の分からない理由で全員と組手をさせられました。
巻き藁(まきわら)といって、木に藁で作られたロープのようなものを巻いたものを素手で何百発も打つ練習がありました。
また、麻の袋に砂をパンパンに詰めたものに霧吹きで水分を加え、硬くなった状態の麻袋に正拳突きや手刀、裏拳を打つという練習もありました。
“拳鍛錬”
と称して、拳や手から血が滲み出てくるまで続けさせられました。
続けるうちに肉の肉がつくといった状態で、手の形がおかしくなっていました。
前回の私の先生の動画を見ていただいた方はお解りいただけると思いますが、
あれだけの破壊力を身に付けるためには必要な練習だと思い、喜んでしていました。
私が子供の頃は、週に3回練習があり、1回は90分の練習でした。
30分~40分は筋トレでした。
私の基礎体力と運動神経のベースは、間違いなくその道場でつくられました。
道場は広々としていて、畳の大きな部屋と繋がって床の広場があり、そこにはサンドバッグやフィットネスクラブ並みのトレーニングマシンが置いてありました。
見たことのないトレーニングマシンを見て、触りたくてたまらなくなり、
「これって使っていいんですか?」
と先生に聞いたところ、
「鉄で出来ているし、かなり重いから、中学、高校になってっからな」
と使用を許可してもらえませんでした。
ダメと言われると益々やりたくなるのが、当時の私で、
「トレーニングマシンに触りたい」
と気持ちがどんどん強くなっていくのでした。
次回に続きます。
吉沢陸