武庫之荘 ストレッチの重要性とヨガの勧め
何年も前のお話ですが、BMCでは、毎週ヨガのレッスンがありました。
レッスンを担当していたのは私、吉沢陸です。
受講生がいなくなったタイミングと私が外にレッスンするタイミングが重なったので閉講と
なりましたが、その後も私自身はずっと家でヨガをしています。
今でもヨガインストラクター養成コースの指導を行っています。
私がヨガと出会ったのは18歳の時です。
格闘技をより上達させるためには体の柔軟性が必要だと考え、ヨガを習いに行きました。
単に柔軟性が上がれば良いと思っていましたが、ヨガ哲学に触れて、ヨガにもどんどんハ
マっていきました。
マントラを唱えながら瞑想するような一見怪しいヨガもしていたこともあります。
ハマると何でも本場で学びたくなるのが、私の性分ですので、インドまで行ってヨガの勉強
をしたこともあります。
BMCの会員の皆様は技術の練習は本当に良くしてくださっていますが、筋力や基礎体力を
鍛える、そして柔軟性を向上させるという点においては関心が低い方が多いように感じてい
ます。
ヨガのポーズ(アーサナ)は厳密に言うとヨガの修行の中の一つに過ぎませんが、一般的に
はヨガ=ストレッチと考えられていますので、ここでもヨガ=ストレッチとしてお書きしま
す。
体を柔らかくしてくれるストレッチには以下の目的があります。
・コンディショニング=身体の状態を整える、思い通りに動ける体にする
・リハビリテーション=能力低下、機能低下した状態を改善する
・ケガの予防=運動前に関節可動域を広げることでケガを予防する
そして身体に及ぼす効果として
・疲労回復促進
・パフォーマンスの向上
・血液循環の向上
・既に痛めている箇所の痛みの軽減
・リラックス効果
などがあります。
レッスン前のストレッチはケガ防止の意味合いが強いですが、体が固いために出来ない動き
もあるので行っています。
私どもは、
“格闘家の体の柔軟性=強さの一つ”
だと考えています。
そんなストレッチをする際の注意点が以下の内容です。
・痛みを感じるまでやらない・・・痛気持ちいい所でキープする
・呼吸を止めない・・・常に深呼吸をするくらいの速さ呼吸し、可能であれば腹式呼吸で行う、固い箇所を伸ばす時は呼吸が浅くなるのでより注意する
・強い反動や弾み使わない・・・勢いをつけて無理やりグイグイ伸ばさない
※強いストレッチは、逆に筋肉が縮もうとして、柔軟性を失います。
・1つのストレッチに時間をかける・・・5秒以下のストレッチで柔軟性をアップするのは難しいです
いかがでしょうか?
皆さんストレッチの重要性、柔軟性の必要性をお分かりいただけましたでしょうか?
レッスン前のストレッチはあくまでも最低限度の内容です。
効果的なストレッチを学ぶにはヨガが最適です。
11月も特別レッスンとしてヨガレッスンを行いますので、是非ご参加ください。
吉沢陸