尼崎でキックボクシングするならBMC!スポーツ研究家 吉沢陸のブログ

尼崎市武庫之荘にある格闘技ジム「ボクシング&スポーツジムBMC」のブログです。

2021-05-17 9:23 AM

category|コーチング

ちょっとしたコーチングテクニック5

BMCでご提供するサービスの中にコーチングがあります。
対面式やオンラインでコーチングを行っていますが、言葉自体は知られるようになったもののその内容をご存知ない方も多いと思いますので、こちらのブログでご自宅や職場で使えるちょっとしたコーチングテクニックをご紹介ししています。 
部下やお子様に”自分で考える力を身に付けてもらいたい”とお考えの方は、騙されたと思って一度お試しください。
本日は、
 
『現状を把握する思考を養う』
 
です。

 
BMCのジュニアメンバーに「君はいつからここに来てる?」「ジムに通いだして何年?」という質問をすると「分かりません」と答える生徒が多いです。

考えることを拒否しているのか、本当に分かっていないのか真相は分かりませんが、私は小学3年生以上になって、分かりませんと答えることは問題だと感じています。

これは他のことにおいても、全てにおいて自分の現状を把握することが出来ていない可能性があります。

自分の今の状態、改善点、課題、目標を知らずに生きているということは、自分の意志を持たずに周りに流されるだけの人生になりかねません。

何が出来ていて、何が出来ていないのかを知らなくては勉強もスポーツも仕事も今以上の能力を身に付けることは出来ません。

クラゲは、全く泳げない訳ではありませんが、基本的に潮の流れに身を任せて浮かんで生活しています。

水族館のクラゲは、水槽の中に水流をつくってもらっているので生きていけるそうです。

もし、水流がなければ、底に沈み、何度かは自力で浮き上がってくるもののやがて弱って死んでしまうそうです。

クラゲの例えが適切ではないかもしれませんが、コーチングは水流を起こすような働きがあります。
現状を把握する力を養うためのテクニックの一つに

 
『5W2Hの質問をする』

 
というものがあります。

5W2H質問とは、

 
・When=いつ

・Where=どこで

・Who=誰と

・Why=どうして

・What=何を感じた

・How to=どんな方法で

・How much=どのくらい

 
を確認する質問です。

具体的な使い方としては、勉強やスポーツ、仕事について

・When=いつ

「いつからそれ(勉強、練習、仕事の仕方)を始めたの?」

・Where=どこで

「どこでそれをしているの?」

・Wh=誰と

「誰とそれをしているの?誰にそれを教えてもらったの?」

・Why=どうして

「どうしてそうしようと思ったの?どうしてその場所でしているの?どうしてその人としているの?」

・What=何を感じた

「実際にしてみてどうだった?何を感じた?何を学んだ?」

・How to=どんな方法で

「どんな風にそれをしているの?どんな方法でそれをしているの?」

・How much=どのくらい

「どれくらい成果があった?どれだけ上達した?手ごたえはどれくらいあった?」

これらも全てを質問する必要はありません。

本人が把握できていない部分について質問をすることが大切です。

全てを聞こうとすると、考えることを拒否したり、反発したりする可能性があります。

何事も加減が非常に難しいですが、是非お試しください。

次回に続きます。

吉沢陸