2022-07-17 7:54 AM
category|空手
自主練で強くなる人とそうでない人
動画は先々週の土曜日のBMCのジュニア空手の組手です。
自主練をする生徒は、ごく僅かで限られていますが、上達スピードがどうであれ、
自主練することが出来ることは素晴らしいことです。
…と今の時代は思ってあげないといけないようですね。
私からすると極々当たり前で、人から言われないとやらない者は上達する資格もなければ、武道を通して学ぶこともなく、自信をもつことは一切ありません。
もちろん強くなることは絶対にありません。
もちろん動画の彼は自主練を頑張っています。
でも、「毎日練習しているのに全く上達しない」という人も多いと思います。
実際、いつの時代も全く上達しないにも関わらず、親御さんからは「家でも毎日練習しているんです」という言葉を聞くことがあります。
自主練で上手くなる人とそうでない人の違いをお考えいただきたいです。
毎日、練習しているにも関わらず強くならない、上達しない、出来ないことがずっと出来ないままである理由は以下の通りです。
・本当はやっていない
・ちょっと動いただけで練習した気になっている
・テーマなく練習している
・目標なく練習している
・練習することが目標で出来るようになることが目標ではない
・出来て当たり前のことを目標にしている
・親に練習しているというアピールのためにしていて、自分自身のために練習していない
・間違った練習をしている
・練習の練習をしている
・我流の練習をしている
・自分に甘い
・出来るようになるまで続けていない
などが挙げられます。
練習量=上達ではありません。
練習は質です。
間違った練習を続けるということは、間違った動きやへんな癖に磨きをかけているということになります。
それなら、自主練はしないで、週に1回のジムでの練習を最大限集中して練習した方が良いです。
先日、基本的な動作を覚えていない生徒に対して「忘れたならどうするの?」と聞くと「ネットで調べる」という答えが返ってきました。
これも非常に危険です。
流派によって構えから突き、何から何まで異なります。
もし本当にやってしまうと、無茶苦茶な動きが出来上がります。
何故、私や仲間に聞こうと思わないのか分かりませんが、今の時代はこのようなことも上達の妨げとなる可能性があるとハッとさせられました。
練習というのは、出来るようになるまでして、初めて「練習した」と言っていいと思っています。
ジュニアクラスに参加するメンバー、そして保護者の皆様に自主練について再度お考えいただきたいです。
吉沢陸